なんだかとても疲れてしまった。(今日まで3日間、恒例行事であるクラブの春合宿だったのだ)こんな日は、ただ、何も考えないで、ぼんやりと映画でも見たい、と思った。どこの国の、どんな映画なのかも、わからないような作品を見ようと思って、これをレンタルしてきた。何の予備知識もなく、タイトルだけで選んでみた。ちょっと重かったが、今の気分にマッチした映画だった。
何よりもまず、なんとも不思議なこのタイトル . . . 本文を読む
これは震災以後の自分の心境を物語るよしもとばななの新作である。死者との交信を描く。でも、これって特別なことではなく、いつもの彼女の定番のようなものだ。
突然の事故で恋人を失い、自分もおなかに穴が開き、ほとんど死んでしまっていた女性が、奇跡的に命をとりとめ、再び現実世界に戻ってくる。でも、もう恋人はいない。たったひとりになり、生きる望みも失い、でも、死ぬこともできず、生きる。生き残ったことに感 . . . 本文を読む