こんな映画を見るつもりは一切なかった。だが、偶然、この映画の封切りの前日だ。日本橋を用事で歩いていたのだが、この映画の宣伝の幟が、延々と続くのを目撃してしまった。ここまでするか、と感心したのだが、なんだかよくわからないけど、その時このアニメってなんかすごそうだ、と思った。それが見るきっかけだ。興味はなかったけど、そこになんだか運命的なものを感じて見に行くことにした。結構偶然の出会いって好きなので . . . 本文を読む
驚きである。金蘭が新感線の芝居に挑戦するなんて。新感線は山本先生の趣味には、全くそぐわないのではないかと勝手に思っていた。派手な立ち回りと、つまらないギャグもいっぱいあって、冗長だけど、商業演劇としての完成度はとても高いエンタメ芝居である。
それを金蘭流にアレンジするのは、一見簡単そうに見えて、実はとても難しい。中途半端なことをすると、目も当てられないような失敗作になる。かといって、自分たち . . . 本文を読む
前説が楽しい。中学生部員が、自由奔放に、この舞台で遊んでいる。高校生の先輩たちがこれから本番を演じるのに、その前にここまで好き放題して、場を掻っ攫ってしまっていいのか、と心配になるくらいだ。みんな役者ぞろいで、まるで芝居が始まったのかと思わせるくらいだ。
あの後ではさぞかしやりづらいのではないか、と思うが、そんな心配は杞憂にすらならない。まるで問題ない。高校生たちはもっと過激でバカだからだ。 . . . 本文を読む