杉井ギサブロー監督は30年振りに再び宮沢賢治に挑む。しかも、前回と同じようにますむらひろしのキャラクターデザインで、前作の続編のようなスタイルを踏襲する。映画史に残る永遠の傑作『銀河鉄道の夜』を超える映画を作らなくてはきっと誰も納得しないはずだ。こんなリスクの大きいプロジェクトはない。でも、杉井ギサブロー監督は、軽やかにこの企画に乗っかって、プレッシャーも感じることなく、さらりと作った。(ように . . . 本文を読む
沢尻エリカ主演の衝撃の大作映画。写真家である蜷川実花監督の『さくらん』に続く新作になる。このスキャンダラスな素材を敢えて沢尻主演で作るというとても攻撃的で挑発的な挑戦。こういう映画を、今の若い女の子たちがどう受け止めるのか、気になるところだ。
落ち目の芸能人を裸にしてそれで売るなんていう三文映画って昔はたくさんあった。にっかつロマンポルノなんて、それでどれだけ稼いだことか。でも、今時そんな映 . . . 本文を読む
こんなつまらない凡作を敢えて劇場で公開してしまうって、何事だろうか? 東宝系の劇場で全国一斉公開である。こんなもの、以前だったら、ホクテンザで、2本立、2週間、単館公開という黄金のパターンのはずなのだ。だいたいこの映画って、本国では3D公開である。なのに、日本ではまるで、そんなこと、おくびにも出さない。映画館で、映画が始まり、スクリーンにタイトルが出て初めてその事実を知った。『シャークナイト3D . . . 本文を読む