内田けんじ監督最新作。彼が映画を撮る。ただそれだけで心ときめく。今度はどんな仕掛けで楽しませてくれるのか。ワクワクドキドキさせられる。ストーリーの奇抜さ。展開の妙。一瞬も気が抜けない。映画の楽しさが満ち溢れる。まさに内田ワールドとしかいいようのない世界がそこにはある。
今回も驚きの仕掛けがオンパレード。どちらかというと、おとなし目の話なのだが、ずっとクスクス笑えるし、先の読めない展開にドキド . . . 本文を読む
試写会で、一刻も早く見た生徒が「先生! 『天地明察』原作には及びません!!」と言っていたから、(彼女は、この夏、「この小説を読んで、」と僕に勧めてくれた子だ)それは残念だが、でも、ほんとうか、どうか僕がちゃんと確かめてあげよう、と、言うことで早速見てきた。と、いうか、自分が早く見たかっただけなのだが。
原作小説に惚れこんだ読者は映画化された作品を認めたくない、というのは、よくある話だ。自分の . . . 本文を読む