画期的な傑作である。これだけドキドキさせられる芝居は近年なかった。しかも、それをテノヒラにやられるとは。その意外性にも衝撃を受ける。思いもしないところからパンチが飛んできて痛いよりも、驚きのほうが大きい。やがて、痛みが後からやってくる。そんな感じだ。予想外、だった。いつものスタイリッシュで楽しいパフォーマンスを、心地よく見せてくれる、はずだったのに。
まるで先が読めない。軽いコメディーなのだ . . . 本文を読む
発想はおもしろいと思うのだ。しかも、道州制を導入することで生じる様々な問題を、大上段から描くのではなく、道州制実施のためのイベントの実行委員会を通してみせるのもいい。共同でおでん大会をする、とかなんだかかなりどうでもいいようなことで、政治レベルでのお話ではなく、町内会の寄り合いのように始まる。なんだか、彼ら各州の代表のはずなのに、そうではなく、なんとなく仕方なく選ばれたような人たちで、しかも代表 . . . 本文を読む
40前のおっさんたちが、気付くと、今もなんだか昔と同じようにバカをしている。とことんエスカレートしていく、もう引き返すことなんて不可能になる。そんな暴走するおやじたちのお話だ。
そんな気はなかったはず、だった。もうヤンキーは卒業して、今ではちゃんと仕事を持ち、家族もいる普通の社会人、のはずだった。だが、そんな大人としての生活が楽しいか、と聞かれると、そんなわけないじゃん、と答えるしかない。で . . . 本文を読む