2VS2の第20回記念公演。おめでとう! そんなめでたさを、誰よりも自分たちが一番楽しんでいる。そこが彼ららしい。観客を楽しませるためにはまず自分たちが楽しむ、そんな彼らの姿勢が好き。でも、それは一歩間違うとただの自己満足の甘えにつながる。まぁ、そんなこと、言われなくても自分たちがちゃんとわかっているからいい。
彼らのデビューから7年間の軌跡をこの1本で振り返って見ることが出来る。これはそん . . . 本文を読む
2年のインターバルは長すぎる。この手のプログラムピクチャーは旬のうちに連打して飽きられるとすぐに辞める、というのが鉄則だ。だから、ヒットしたらその年のうちに、あるいは翌年には公開しなくてはならない。なのに、こんなにも遅くなった。東映にもいろいろ事情があろうが、その地点でこの作品は失敗している。
実際に見た映画も、明らかに失敗作だ。ヒットもしないはずだ。たぶん。一番ダメなのは、話がつまらなすぎ . . . 本文を読む
いきなり始まって、いきなり終わる。この唐突さが、この作家の(ジュリア・ロクテフ)のこの作品に対するスタンスなのだろう。2人がどこを旅しているのかすら、わからないまま、彼らの旅に連れて行かれる。しかも、セリフがほとんどないから、彼らの置かれた状況もわからない。ここがグルシアであることも2時間の映画のラスト30分になってようやくわかる。しかも、このトレッキングが何日間の行程なのかもラストになってもは . . . 本文を読む
「たんじょうかい」というタイトルは「短(編)上(演)会」を縮めたものだと、アクタートークで筒井さんが言っていたけど、誰もそんなことに気付くわけがない。誰もが「誕生会」だと思い込んでいるはず。大体そんな誤解を招くことを見越してこのいたずらなタイトルをつけたはずだ。じゃぁ、その誤解から何を見せようと企んだのか、と考えてしまうけど、きっと何も考えてない。
そんなあっけらかんとしたところが、ドラカン . . . 本文を読む