凄まじい緊張感を伴う芝居だ。「一世一代一人芝居」というキャッチフレーズは嘘ではない。千田訓子渾身の一作。80分間、彼女は何者かに憑依されたかのように、この作品を一身で表現する。演じるというよりも、作品そのものになるという感じなのだ。
主人公である女だけではない。すべての役を一人で演じる。だから、一人芝居なのだ、と言われそうだが、上手く演じ分けるのではない。何だか渾然一体となるのだ。母親や師匠 . . . 本文を読む
ブラッド・ピット主演 で、こういうSFアクション大作が作られる。当然、みんなが期待する。だが、こだわりの人である彼だから普通のアクション映画にはしない。マーク・フォスター監督も、ただの娯楽大作にはしない。2人の不仲も噂されていたが、出来あがった映画は、他にないようなユニークなものになっていた。さすがだ。わかりやすい作り方ではない。難しい話でないけど。
いきなりクライマックスに突入する。何かよ . . . 本文を読む