昨年夏台湾に行ったとき、この映画が公開直前で宣伝されていた。(『海街diary』も同じように公開直前だったので、ポスターやチラシが出回っていた)面白そうなので印象に残った。しかも、夏のHPFでこの映画と同じアイデアの芝居があって、偶然の一致とはいえ驚いた。こんなとんでもないアイデアが韓国と日本で同時多発的に作られる。ひとつは映画として、ひとつは高校生のお芝居として。とても、興味深いと思った。よう . . . 本文を読む
このドキュメンタリー映画は、2万年の動物たちの歴史を描くスケールの大きな作品だ。大自然の脅威や、動物たちの営み、そんなのを描くネイーチャー・ドキュメントは後を絶たない。どれだけ作れば気が済むのか、とあきれるほど、同じような映画が公開される。
たが大スクリーンでそんな映像を見るのは嫌いではない。それはそれで楽しいくらいだ。疲れている時、ぼんやりと見ながら、すごい、すごい、と感心する。それだけで、 . . . 本文を読む
このパターンの小説は収めるところが難しい。主人公たちにどこで負けさせるか、それはポイントだ。その点、この小説は実に上手い。変に引っ張らないのがいい。そこで、というところで、負ける。さらには、負けた後のお話になる。大事なことは勝つことではない。人生には負けることのほうが多い。だが、その負けっぷりを通して成長する。ドラマではないのだから、みんながみんな勝つわけではない。どんなに努力しようとも、負ける . . . 本文を読む