2013年公開作品だ。自主映画として撮られた。150万の予算だったらしい。でも、大胆で凄い映画だ。こういう映画がひっそりと作られている。そしてそれなりにちゃんと評価されている。(ぴあFFで入賞している)日本映画の裾野も広い。
これは毒だらけの映画だ。見ていて気分が悪くなる。だけど、これは誰もが考えなかった展開だ。奇抜だというわけではない。それどころかお話自体はよくある設定だ。だけど、キャラクター . . . 本文を読む
定年退職したばかりの小学校の教師が、定年後どう生きるかを描く小説みたいなので、自分の今と完全にシンクロするから、興味津々で読み始めたのだが、思ったような小説ではなく、前半は少し期待外れだった。だけど、これはそんな小さなことを描くつまらない小説ではなく、もっと大きなことを描こうとした作品なのだ、と気づく。個人的な感慨ではなく、自分が世界とどう向き合うのかを小さな個人的な問題から描こうとした。
確か . . . 本文を読む