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映画・演劇のレビュー

『マザー!』

2022-01-28 15:06:09 | 映画
ダーレン・アロノフスキー監督の2017年製作作品で日本では劇場未公開。数年前からレンタルでも配信でも公開されていたけど、なかなか手を出せなかった。空前絶後の愚作とかいう評判をどこかで聞いた。豪華キャスト(ジェニファー・ローレンスとハビエル・バルデムが主人公の夫婦を演じる)でこんなにもおぞましい映画を作れるのは、彼の実績があればこそなんだろうけど、それにしても不快で、僕には何がしたいのかもわからない . . . 本文を読む
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『真夜中乙女戦争』

2022-01-28 09:10:44 | 映画
こんな映画があっていいのだろうか。あまりに説明不足。しかもお話に説得力はない。なんなんだ、これは、と唾棄してもいい。まぁ、取りあえずは主人公の青年(永瀬廉)の見た甘美な悪夢ということで、理解したらいいのだろうけど、それだけのことに113分も付き合わされるのが苦痛という人も多々いるはず。リアルなお話ではないけど、こんな気分になる気持ちはわからないでもない、というところで受け止めれると一応は腹は立たな . . . 本文を読む
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『ユンヒへ』

2022-01-28 08:40:05 | 映画
大阪では、たった3週間、しかも1日1回のみ。その上、昼間の上映で週によって時間もバラバラでの上映というなんだか無茶苦茶なスケジュールで公開された。どうしようかと思ったけど、最終日に見に行ってきた。ウィークデーのお昼前という微妙な時間だったけど、15人くらいお客が入っていた。まだ若い監督が岩井俊二の『love letter』に影響された作品というところに興味を惹かれた。 ユンヒへの自分では出せなか . . . 本文を読む
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乗代雄介『皆のあらばしり』

2022-01-28 08:26:13 | その他
前作『旅する練習』でコロナ禍の旅を描いた乗代雄介の新作は今回も旅のお話。少女と彼女の叔父さんによる徒歩での鹿島までの旅を淡々としたタッチで描いたあの作品はなんだか不思議な無力感に溢れていた。旅の途上で出会う女性との3人旅になったり、再び彼女がいなくなってふたりになったり、サッカーボールでのリフティング、鹿島スタジアム、以前そこでした忘れもの。小さなこだわりの数々に何も意味はない。確固とした目的もな . . . 本文を読む
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