なんと『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子がファンタジー小説に挑戦した。しかもこれが大長編になるようなのだ。(今回、2巻まで図書館には入荷したが、すでに、3巻も出たようだし、さらに続々と刊行される予定だ)
1巻は主人公の6人の少年少女の紹介だけで終わるようだ。お話が見事に何もない。もう200ページ読んだのに、キャラクター紹介以上のものは何もない。彼らが住む村の地図が最初に掲載されていたが、そんな地理感の確認くらいしか描かれてない。ここまで悠々たるタッチでお話が展開していくのは、それはそれで潔い。退屈か、と言われると、確かに少し退屈だ。早くお話に入れよ、と思わないでもない。でも、焦らすわけではないけど、しばし待て、と言われている感じ。この世界をちゃんと理解してもらえなくては、この壮大なファンタジーは成り立たないのだ、と言われている気分。普段はファンタジーなんか読まないから、少し、戸惑うが、こんなにも何もないのに、読ませてくれるのはさすがだ。
主人公である2人が初めて、ちゃんと向き合うシーンを終盤に用意して、敵対していたふたりが、対決することで、お互いを改めて意識しあう。これは長編の滑り出しとしては、常套手段だが、やはりドキドキする。
小学5年生の女の子と男の子が主人公だ。それぞれ3人組。田舎の村の山の方と、町の方で暮らす。でも、同じ小学校に通っている。小さな村だから、1学年はひとクラスしかない。白烏神社の子供神楽の後継者をどうするか、という話から始まり、彼ら2人と、そのグループである各2人を含む6人のお話が、綴られていく。彼らのバックグラウンドが詳細に描かれる。今回はそこまでだ。
さぁ、ここからどんな冒険が始まるのか。詳細はまず、2巻を読み終えた後で。
1巻は主人公の6人の少年少女の紹介だけで終わるようだ。お話が見事に何もない。もう200ページ読んだのに、キャラクター紹介以上のものは何もない。彼らが住む村の地図が最初に掲載されていたが、そんな地理感の確認くらいしか描かれてない。ここまで悠々たるタッチでお話が展開していくのは、それはそれで潔い。退屈か、と言われると、確かに少し退屈だ。早くお話に入れよ、と思わないでもない。でも、焦らすわけではないけど、しばし待て、と言われている感じ。この世界をちゃんと理解してもらえなくては、この壮大なファンタジーは成り立たないのだ、と言われている気分。普段はファンタジーなんか読まないから、少し、戸惑うが、こんなにも何もないのに、読ませてくれるのはさすがだ。
主人公である2人が初めて、ちゃんと向き合うシーンを終盤に用意して、敵対していたふたりが、対決することで、お互いを改めて意識しあう。これは長編の滑り出しとしては、常套手段だが、やはりドキドキする。
小学5年生の女の子と男の子が主人公だ。それぞれ3人組。田舎の村の山の方と、町の方で暮らす。でも、同じ小学校に通っている。小さな村だから、1学年はひとクラスしかない。白烏神社の子供神楽の後継者をどうするか、という話から始まり、彼ら2人と、そのグループである各2人を含む6人のお話が、綴られていく。彼らのバックグラウンドが詳細に描かれる。今回はそこまでだ。
さぁ、ここからどんな冒険が始まるのか。詳細はまず、2巻を読み終えた後で。