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映画・演劇のレビュー

『さよならのつづき』の続き

2024-11-20 06:27:00 | 映画

第2話から先を見ることにした。これは明らかにわかりきってやっていると判断した。確信犯がこのわざとらしいメロドラマをどこに落とし込むのか、に付き合いたいと思ったからだ。(まぁ、僕もヒマだから、ね)

第2話は坂口健太郎の視点から描かれる。生田斗真から心臓移植を受けたことで生き延びることが出来た彼のその後が描かれる。妻(中村ゆり)との幸せな日々を過ごすけど、違和感がある。以前の自分とは違う。嫌いだったコーヒーが美味しいと感じる。それだけではない。いろいろところで今までにはなかった自分に出会い齟齬を感じる。それは妻も同じみたいで、彼に不信感を抱く。
 
いくらなんでも心臓移植でもとの心臓の持ち主の性格まで移り住むなんてあり得ない。だけどこのドラマはそれを堂々とするみたいだ。ラストはお決まりのふたりの出会いまでが描かれる。見ていてあまりのあざとさにビビる。ここまでメロドラマの定番をなぞるのか。恥ずかしくないか、作者たち!
 
やはりこれは本気みたいだ。とことんこのパターンでやり尽くす気である、たぶん。さらに3話。ふたりの話になる。まるでデニーロ、メリル・ストリープの『恋に落ちて』のような展開になる。通勤電車での話。そして4話。台風の日。学校に閉じ込められた夜。やはりあからさまにベタな展開である。心臓の秘密は次回明らかになる。そこからどういうふうになるか。ここまで見たら、もうこの先も見るしかない。

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