「ハリー・ポッター」シリーズの新作なのだが、ハリーはもう出てこない。これは別の新しいシリーズ第1弾ということらしい。主人公はハリーから同じホグワーツ魔法学校出身の魔法使いスキャマンダーに変わる。魔法学校の話ではなく、現実の世界へと飛び出す。今回の舞台は1920年代のニューヨーク。
この映画の凄さは、舞台となるニューヨークの街並み。その圧倒的な空間を舞台にした冒険のお話。主人公が彼のカバンから逃げ出した魔法動物たちを探して右往左往していくさまが描かれるのだが、ロンドンを離れ、初めて行ったニューヨークの街のほうが魔法のようだ。そこは現実の風景なのに、彼にとっては(というか、僕たち観客にとっては)まるで不思議な魔法のような場所で、そこで魔法界と人間界の間に立ち、主人公たちがいろんな冒険を繰広げて行くのを追体験するのが楽しい。
主人公は4人。スキャマンダーと彼が出会う「この街でパン屋を開きたい」という人間の男。そこに最初は彼を捕まえようとしていたけど一緒に手助けをすることになる魔法界の姉妹。彼らが逃げだした動物捕獲作戦を展開していくのを見守ることになる。
典型的なパターン映画なのだが、そのオーソドックスさがこの映画の魅力だ。お約束の心地よさを満喫させてくれる。安心して見れる映画なのだ。監督のデビッド・イエーツは『ハリー・ポッター』の終盤戦を任されて、大人向けのハードなドラマとして立ち上げた人。この夏の『ターザンREBORN』でも、冒険物とリアルなドラマの融合に成功させている。彼なら大丈夫、と信じて見たのだが、期待以上の出来に大満足だ。ただの子供向けのお話ではなく、子供向けのお話を大人の鑑賞に十分耐え得るものにする、のでもなく、このシンプルなお話がなぜか懐かしく新鮮なものとして映る、そんな映画をここに創造した。
この映画の凄さは、舞台となるニューヨークの街並み。その圧倒的な空間を舞台にした冒険のお話。主人公が彼のカバンから逃げ出した魔法動物たちを探して右往左往していくさまが描かれるのだが、ロンドンを離れ、初めて行ったニューヨークの街のほうが魔法のようだ。そこは現実の風景なのに、彼にとっては(というか、僕たち観客にとっては)まるで不思議な魔法のような場所で、そこで魔法界と人間界の間に立ち、主人公たちがいろんな冒険を繰広げて行くのを追体験するのが楽しい。
主人公は4人。スキャマンダーと彼が出会う「この街でパン屋を開きたい」という人間の男。そこに最初は彼を捕まえようとしていたけど一緒に手助けをすることになる魔法界の姉妹。彼らが逃げだした動物捕獲作戦を展開していくのを見守ることになる。
典型的なパターン映画なのだが、そのオーソドックスさがこの映画の魅力だ。お約束の心地よさを満喫させてくれる。安心して見れる映画なのだ。監督のデビッド・イエーツは『ハリー・ポッター』の終盤戦を任されて、大人向けのハードなドラマとして立ち上げた人。この夏の『ターザンREBORN』でも、冒険物とリアルなドラマの融合に成功させている。彼なら大丈夫、と信じて見たのだが、期待以上の出来に大満足だ。ただの子供向けのお話ではなく、子供向けのお話を大人の鑑賞に十分耐え得るものにする、のでもなく、このシンプルなお話がなぜか懐かしく新鮮なものとして映る、そんな映画をここに創造した。