いかにもスコセッシが好きそうな映画だ。でも、今回は自分で作るのではなく、若い才能をプロデュースした。監督はアルフォンソ・ゴメス=レホン。凄い才能だ。エジソン同様自分に絶対の自信があるのだろう。この大胆な作り方で一気にラストまで突き進む。観客なんて置いてけぼりだ。説明不要、問答無用でどんどん話を進めていく。
テンポがよすぎて、置いてけぼりにされそうになる。107分なのに、盛りだくさん。ぼんやり見てたらなんだか難しい。やばい。それにしてもあのセットがすごい。それにあの人海戦術だ。あれだけのものを作ってあんなにも簡単に惜しげもなく使い切る。大胆だ。
それにしても傲慢すぎるエジソンが見ていて腹立たしい。これって『アマデウス』に似ているな、と思った。ふたりの天才のお話。ライバル同士が切磋琢磨する、とかいうようなパターンか。それにしても、電気を巡る戦いだけに焦点を絞って、どんどんお話を進めていく。いいのか、このテンポで。久々に振り落とされた。(まぁ、それって疲れていたので居眠りばかりしてしまったのだけど。ということで久々に映画を見ながら何度も寝てしまっただけ。)