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映画・演劇のレビュー

『サウルの息子』 ほか15本

2016-11-21 20:59:42 | 映画
アウシュビッツで働くユダヤ人。彼らは自分と同じユダヤ人をガス室に送る仕事をさせられている。死んだ仲間の処理。そうすることで、死を免除されるわけではない。彼らもやがて殺される。それまでこうすることで、しばらくの命をつなぐだけ。死体の中に息子をみつける。彼はどうしても息子の遺体をちゃんと埋葬したいと思う。映画はそのための戦いが描かれる。そこまでの、ほんの短い時間をドキュメンタリーのように描く。カメラは彼から離れない。彼の背中を追いかける。



この1か月ほどの間に見たDVDには傑作ばかりが並ぶ。劇場で見ることができなかった作品をまとめてみたからだ。



その中でも特に感動した作品のタイトルだけを列記する。



アレクサンドル・コット『草原の実験』、アミルホセイン・アスカリ『ボーダレス ぼくの船の国境線』、カルロス・ベルムト『マジカル・ガール』の3本。



その次のランクは、『リザとキツネと恋する死者たち』、『ロブスター』『残穢 住んではいけない部屋』の3本。



それ以外で、見た映画は、日本映画は『私たちのハァハァ』、『ポプラの秋』『はなちゃんのみそ汁』。韓国映画は『技術者たち』『ベテラン』『探偵なふたり』。そしてキム・ギドクの『殺されたミンジュ』(これにはがっかりしたけど)フィリップ・カウフマンの人形アニメ『アノマリサ』も見た。ハンガリーの西部劇『悪党に粛清を』もなかなか、だったし、旧作では入江悠の『ロックンロールは鳴りやまないっ』も悪くはなかった。



あれもこれも書いていたら、時間がないし、でも、まるで触れないのもなんだか嫌なので、一応タイトルだけでもここに記す。
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