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映画・演劇のレビュー

劇想からまわりえっちゃん『赤い男の青い春』

2012-07-20 22:56:40 | 演劇
ウルトラマンの世界を舞台で見せる。僕の横に座っていた小学生には受けていた。学園物でもある。ウルトラ一族と、怪獣たちが同じ学校に通っていて、お互いに反目しあう。でも、主人公のウルトラマンとゼットンが協力してみんな仲良くなろうと努力するが、マンの兄弟たちが邪魔をする。なんだか学芸会のような芝居だ。円谷プロの協力が取り付けられなかったので、ウルトラマンとかいう、名前を使えなくて、「赤堀くん」という名前で統一しているようだ。

後半、地球にやってきて、科特隊のハヤタ隊員(ハヤタはええんか? ハヤトやったっけ)と、合体して、海獣たちと戦う、という定番。子ども向けのお話のようなスタイルで、はしゃいで見せながら、そこに何かちゃんとしたテーマを描きこむのか、と思いながら見たのだが、何が描きたいのか、いまいち伝わらない。

 いじめられっこの赤堀くんが、地球で怪獣たちと戦い、そこで何を感じたのか。なんだか見事にからまわりしている。最初からそれを目指していたのかもしれないが。前回の『激情版 1、2、3ショットマンレイ』があまりに素晴らしすぎて、その落差に戸惑うしかない。でも、いつもながら元気で、2時間、楽しむことはできる。



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