このタイトルに一目ぼれした。とても素敵なタイトルだと思う。人間が人間であるために必要なこと、そのすべてがここにはある。チラシにある簡単なストーリーを読んで、これは今年一番素晴らしい映画なのではないか、と確信した。
ひとりの女がすべてを棄てて1年間の旅に出る。今時自分探しの旅をテーマにする映画なんて、とは思わなかった。今時も、何もあったものではない。いつの時代であろうと、自分を見失う人はいるし、自分をみつめるために旅に出ることは必要なことだ。30代後半の女がキャリアや、結婚生活を反故にして、もう一度自分に何が必要なのかをみつめるため、たったひとりで旅立つ。主人公はジュリア・ロバーツ。
イタリア、インド、バリ島。3つの場所で、3つの大切なものをみつめる。そして、手に入れたもの。ドキドキしながらスクリーンと向き合う。2時間20分という長さもまた、期待を膨らませる要因になる。だって今時この手の映画で、これだけの長尺はありえない。それは安易に作らない、と言う作者側からの覚悟に見える。それだけの長さが確かに必要なのだろう。腰の据わった作品の予感。
なのに、何なのだ、この映画は! このとてつもないつまらなさ。途中で劇場を出たくなった。そんな経験はしばらくはなかったことだ。期待した分反動も大きかったのだろう。今年見た映画でも断トツのワーストである。あまりにひどくて情けなくなった。
これはまず、まるで勘違いしている映画だ。作者もそうだし、何よりもこのアホヒロイン。この女は何にもわかっていない。彼女の求めた幸せは、とても独り善がりで、自分を取り戻すための旅も、ただの予定調和。そこには何の驚きもない。バリ島で恋をして幸せになる、なんていうラストなんて噴飯ものだ。おまえはアホか、と突っ込みを入れたくなる。それってこの女が最初に結婚した時の失敗とまるで同じことではないか。こいういバカ女がいるから、この世界は上手く回らないのではないか、とすら思った。バカにつける薬はない。一生バカを続けてみんなに迷惑をかけるといい。
自分本位と、ひとりよがりはたちが悪い。同じようなテーマの映画で『船を降りたら彼女の島』という作品がある。木村佳乃主演の日本映画だ。こちらは素晴らしい映画だからこの映画を見るより100倍意味があるだろう。
ひとりの女がすべてを棄てて1年間の旅に出る。今時自分探しの旅をテーマにする映画なんて、とは思わなかった。今時も、何もあったものではない。いつの時代であろうと、自分を見失う人はいるし、自分をみつめるために旅に出ることは必要なことだ。30代後半の女がキャリアや、結婚生活を反故にして、もう一度自分に何が必要なのかをみつめるため、たったひとりで旅立つ。主人公はジュリア・ロバーツ。
イタリア、インド、バリ島。3つの場所で、3つの大切なものをみつめる。そして、手に入れたもの。ドキドキしながらスクリーンと向き合う。2時間20分という長さもまた、期待を膨らませる要因になる。だって今時この手の映画で、これだけの長尺はありえない。それは安易に作らない、と言う作者側からの覚悟に見える。それだけの長さが確かに必要なのだろう。腰の据わった作品の予感。
なのに、何なのだ、この映画は! このとてつもないつまらなさ。途中で劇場を出たくなった。そんな経験はしばらくはなかったことだ。期待した分反動も大きかったのだろう。今年見た映画でも断トツのワーストである。あまりにひどくて情けなくなった。
これはまず、まるで勘違いしている映画だ。作者もそうだし、何よりもこのアホヒロイン。この女は何にもわかっていない。彼女の求めた幸せは、とても独り善がりで、自分を取り戻すための旅も、ただの予定調和。そこには何の驚きもない。バリ島で恋をして幸せになる、なんていうラストなんて噴飯ものだ。おまえはアホか、と突っ込みを入れたくなる。それってこの女が最初に結婚した時の失敗とまるで同じことではないか。こいういバカ女がいるから、この世界は上手く回らないのではないか、とすら思った。バカにつける薬はない。一生バカを続けてみんなに迷惑をかけるといい。
自分本位と、ひとりよがりはたちが悪い。同じようなテーマの映画で『船を降りたら彼女の島』という作品がある。木村佳乃主演の日本映画だ。こちらは素晴らしい映画だからこの映画を見るより100倍意味があるだろう。