2月6日から1年間かけて週替わりで50本の選りすぐりの名画が劇場でリバイバル公開されている。『午前十時の映画祭』だ。
映画はいつのまにか消耗品になってしまい、毎年恐るべき量の作品が上映され一瞬で消えていく。なんだかとても悲しいことだが、これが今の現実だ。1本1本の映画はもっと大切にされてもいいはずなのに、まるで大事に扱われていない。そんな時代の中で、敢えて本物の映画をもう一度劇場で見ようというこの企画は意義深い。
当然のことだが、僕は今回のラインナップのすべての作品を既に見ている。(それって、実はちょっと自慢!)70年代以降の作品については、ほぼすべてをロードショー公開時に見た。忙しくて、今更旧作を見る時間の余裕はないのだけれど、もし、時間が作れて見れるものなら、何本か、もう一度見てみたい作品はある。
できることなら今、一度『パピヨン』が見たい。あの映画は僕の映画人生の原点である。高校1年の時、偶然(ほんとのたまたまなのだ)あの映画を見て、魂を揺さぶられた。
映画というものの感動は、すべてあの映画の中につまっていた気がする。あれから35年を経て今の大人の目で見ると、たぶんつまらないかもしれない。でも、あの15歳の目に焼き付いた感動だけは一生忘れはしない。自由のために闘い続けるパピヨンの姿は、今も鮮明にまぶたに焼き付いている。ラストの解放感。断崖から身を投げ出すシーンは鮮烈だ。
今回の50本の中には正直言うと何本かはあまり好きではない映画も含まれる。ミュージカルや、モンロー、ヒッチコックとかは、僕は得意ではない。でも、それでもそれらを含めたこの50本はどれを見ても損はないはずだ。
ちなみにこのリストの中での僕のベスト5は、『フィールド・オブ・ドリームス』『フォロー・ミー』『ライト・スタッフ』『明日に向かって撃て!』『刑事ジョン・ブック 目撃者』だ。凄い映画ばかりである。ぜひ、見て欲しい。
映画はいつのまにか消耗品になってしまい、毎年恐るべき量の作品が上映され一瞬で消えていく。なんだかとても悲しいことだが、これが今の現実だ。1本1本の映画はもっと大切にされてもいいはずなのに、まるで大事に扱われていない。そんな時代の中で、敢えて本物の映画をもう一度劇場で見ようというこの企画は意義深い。
当然のことだが、僕は今回のラインナップのすべての作品を既に見ている。(それって、実はちょっと自慢!)70年代以降の作品については、ほぼすべてをロードショー公開時に見た。忙しくて、今更旧作を見る時間の余裕はないのだけれど、もし、時間が作れて見れるものなら、何本か、もう一度見てみたい作品はある。
できることなら今、一度『パピヨン』が見たい。あの映画は僕の映画人生の原点である。高校1年の時、偶然(ほんとのたまたまなのだ)あの映画を見て、魂を揺さぶられた。
映画というものの感動は、すべてあの映画の中につまっていた気がする。あれから35年を経て今の大人の目で見ると、たぶんつまらないかもしれない。でも、あの15歳の目に焼き付いた感動だけは一生忘れはしない。自由のために闘い続けるパピヨンの姿は、今も鮮明にまぶたに焼き付いている。ラストの解放感。断崖から身を投げ出すシーンは鮮烈だ。
今回の50本の中には正直言うと何本かはあまり好きではない映画も含まれる。ミュージカルや、モンロー、ヒッチコックとかは、僕は得意ではない。でも、それでもそれらを含めたこの50本はどれを見ても損はないはずだ。
ちなみにこのリストの中での僕のベスト5は、『フィールド・オブ・ドリームス』『フォロー・ミー』『ライト・スタッフ』『明日に向かって撃て!』『刑事ジョン・ブック 目撃者』だ。凄い映画ばかりである。ぜひ、見て欲しい。