ずっと気になっていた。この映画について少し書きたかった。『少年メリケンサック』を見た時、この『団塊ボーイズ』を引き合いに出し、あれを持上げたのが気になっていた。同じようにおっさんたちを主人公にしたコメディータッチの作品だったので同一線上に置いたが、ほんとはかなり傾向が違う映画なのだ。そのことを時間があれば書きたい、と思いつつ、長い時間が過ぎてしまった。
仕事をウッチャって、バイクに乗って旅する4人のオヤジが遭遇する風景が描かれていく。50代の後半に突入して、今まで真面目に大人として生きてきたが、なんだか凄いストレスを溜め込んでいた。このまま老人になりリタイアしていくのか、と思うとなんだか、そんな人生を受け入れがたい。だが、思い切って何かをする勇気はない。そんなオヤジたちの物語だ。
彼らが旅にでる!ただ、それだけで心ときめく。『少年メリケンサック』の4人のおっさんたちとは違い彼らはなんだか爽やかだ。それは他人の思惑で踊らされたメリケンの4人との違いだろう。あくまでもリアルの線上で映画が展開していく『メリケンサック』とは違い『団塊』のほうはちょっとしたファンタジーの色彩を帯びる。
若い監督(ウォルト・ベッカー)が、とても丁寧に、やがてくる老いに対する不安と、それを乗り越えていこうとするオヤジたちの元気を描いていて好感が持てる。なんかとても暢気なのもいい。
それにしても映画の後半、中年ライダーたちが、まるで若い不良少年たちのようにつるんでいるバーに4人組がやってくる。映画はここからまるで西部劇みたいな展開となる。彼らならずものから町を守る、なんていう単純なお話になっていくには驚いた。
とてもゆるい映画だし、別にこれを見なくても、どうってことはない。だが、見ていてのんびりした気分になれたのは事実だし、こういう映画は悪くはない、と思う。
ちなみに映画の原題は『WILD HOGS』で『団塊ボーイズ』なんていう邦題は凄すぎる。
仕事をウッチャって、バイクに乗って旅する4人のオヤジが遭遇する風景が描かれていく。50代の後半に突入して、今まで真面目に大人として生きてきたが、なんだか凄いストレスを溜め込んでいた。このまま老人になりリタイアしていくのか、と思うとなんだか、そんな人生を受け入れがたい。だが、思い切って何かをする勇気はない。そんなオヤジたちの物語だ。
彼らが旅にでる!ただ、それだけで心ときめく。『少年メリケンサック』の4人のおっさんたちとは違い彼らはなんだか爽やかだ。それは他人の思惑で踊らされたメリケンの4人との違いだろう。あくまでもリアルの線上で映画が展開していく『メリケンサック』とは違い『団塊』のほうはちょっとしたファンタジーの色彩を帯びる。
若い監督(ウォルト・ベッカー)が、とても丁寧に、やがてくる老いに対する不安と、それを乗り越えていこうとするオヤジたちの元気を描いていて好感が持てる。なんかとても暢気なのもいい。
それにしても映画の後半、中年ライダーたちが、まるで若い不良少年たちのようにつるんでいるバーに4人組がやってくる。映画はここからまるで西部劇みたいな展開となる。彼らならずものから町を守る、なんていう単純なお話になっていくには驚いた。
とてもゆるい映画だし、別にこれを見なくても、どうってことはない。だが、見ていてのんびりした気分になれたのは事実だし、こういう映画は悪くはない、と思う。
ちなみに映画の原題は『WILD HOGS』で『団塊ボーイズ』なんていう邦題は凄すぎる。