習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

『ルー=ガルー』

2010-09-14 22:59:14 | 映画
 こういうアニメーション映画が劇場公開される時の基準は何なんだろうか。公開2週目なのに、もう1日2回上映になり、普通の人が見られる時間はレイトショーの9時25分のみ。なのに劇場に行くと客はたった4人。この映画は一体誰がターゲットになっているのだろうか。

 なんとなく面白そうなので、見に行ったのだが、設定の面白さを生かしきれないまま話がどんどん萎んでいくので、がっかりした。これは大人向けの映画ではない。ではマニア御用達の映画なのか、というと、なんとも言い難い気がする。話の方も、キャラクターへの拘りも、あまりマニアックではないようだし。京極夏彦原作、というのも、なんだかそれで売りにはなりそうもないし。

 それにしても、梅田なのに、こんなにも観客が居ない映画館は久しぶりのことだ。これは何処に向けて発信された映画なのか、なんとも不思議でならない。美少女もの、と言うわけでもないようだし。じゃぁ、何? 

 たまには、なんともしれない映画を見てもいい、と思った。たくさんあるアニメ映画の中から選択する基準はあまりマニアックではなく、普遍的なテーマを扱い、もしかしたら、隠れた秘密の傑作かも、と思えるような映画。宣伝もなく、あまりにひっそり公開されるので、反対に気になったのだが、気にするような映画ではなかった。残念だ。




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