こんなおバカな映画を支持する評論家もいるらしい。大阪アジアン映画祭ではコンペティション部門【来るべき才能賞】を受賞。どこが評価されたのだろうか。僕にはまるでわからない。監督のハ・ジョンウのデビュー作で、俳優である彼が監督にも進出したことへの期待からの受賞のようなのだが、もしそれが本当なら、それはそれで、それってなぁ、と思う。こんなのただのB級コメディでしかない。しかも、笑えない。そこのところはどうなんだろうか。
そう言えば、これって昨年のアルモドバル監督作品『アイム・ソー・エキサイテッド!』となんだかよく似ている。まぁ、それって飛行機の中でバカ騒ぎというレベルでなのだが。あれもあり得ないアホさで、見た時には、見たという事実を無視した。見た自分が恥ずかしかったからだ。この映画も同じ感じで、見てしまった自分が恥ずかしい。なんか凄いのではないか、なんて1ミリでも期待した一面がある。情けない。
こういう飛行機の中でのバカ騒ぎには昔『フライングハイ』なんてのもあった。あの系列か。そういう意味では矢口史靖の『ハッピーフライト』にも似ているな。
それにしてもこういうバカげたコメディをどうして作りたいと思ったのだろうか。何がしたかったのか、皆目理解できない。ただのおふざけなら、もっと他の方法もある。密室状態にするにしても、この飛行機にはまるでリアリティがない。いかにもセット然とした機内には、圧迫感とか、閉塞感がなく、バラエティ・ショーのレベル。CAもパイロットもあり得ないバカさ。それは乗客も。こんなので笑えない。それにしてもコンペティション部門【来るべき才能賞】受賞! どういうこっちゃ。
そう言えば、これって昨年のアルモドバル監督作品『アイム・ソー・エキサイテッド!』となんだかよく似ている。まぁ、それって飛行機の中でバカ騒ぎというレベルでなのだが。あれもあり得ないアホさで、見た時には、見たという事実を無視した。見た自分が恥ずかしかったからだ。この映画も同じ感じで、見てしまった自分が恥ずかしい。なんか凄いのではないか、なんて1ミリでも期待した一面がある。情けない。
こういう飛行機の中でのバカ騒ぎには昔『フライングハイ』なんてのもあった。あの系列か。そういう意味では矢口史靖の『ハッピーフライト』にも似ているな。
それにしてもこういうバカげたコメディをどうして作りたいと思ったのだろうか。何がしたかったのか、皆目理解できない。ただのおふざけなら、もっと他の方法もある。密室状態にするにしても、この飛行機にはまるでリアリティがない。いかにもセット然とした機内には、圧迫感とか、閉塞感がなく、バラエティ・ショーのレベル。CAもパイロットもあり得ないバカさ。それは乗客も。こんなので笑えない。それにしてもコンペティション部門【来るべき才能賞】受賞! どういうこっちゃ。