習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

『DOA』

2007-02-10 09:32:48 | 映画
 こんなにもくだらない映画を見たのは何年ぶりのことだろうか。仕事が忙しく、時間もなくなり、最近ではだんだんこういう映画は最初から敬遠してしまう傾向にある。昔はホクテンザとか今は亡き梅田キネマ(ヘラルドのゴミ映画コレクション)とかで、散々こんな映画を2本立で見ていた。ほんとに暇だったんだなぁ。

 今ではタダでもこんなのは見ない、はずだったのに、見てしまったよ。もちろんタダで。もう、笑うしかない。

 『チャーリーズ・エンジェル』とか、『ストリート・ファイター』といったくだらない映画の流れを組むおおバカ映画。

 日本の石狩王国(なんじゃそら)のお姫様が、失踪した兄を探して旅にでる、というバカから始まる。続々バカ設定の連続。86分が長い、長い。デヴォン青木主演のお色気アクションなんてものが、なぜ劇場公開されるのか、訳分からない。DVDスルーで充分なのに、何のつもりか。しかも試写にも力入れてるし、東宝系全国公開だし。今年の映画界七不思議か。

 『燃えよドラゴン』をリスペクトするような設定だが、あまり何も考えてなさそうだ。TVゲームの映画化によくあるパターンで、ただ戦ってるだけ。アクション物は戦えばいいとでも思ってるのかなぁ。凄いなぁ。それって。きっと脳みそないひとが映画作ってるのだろうなぁ。筋肉番付のスター,ケイン・コスギが出てる。ケインも親の後を継いでハリウッド進出か。なんか情けなくなってきた。

 余談だが、この映画と同じタイトルで2本、映画がある。三池崇史が竹内力X哀川翔とコンビを組んだ記念碑的傑作である。凄いからぜひ、まだなら見て欲しい。腰を抜かすこと請け合い。そしてデニス・クエイドが主演した真面目な映画もある。これも悪くない。

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1 コメント

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Unknown (なかた茜)
2007-02-12 02:59:42
本当に三池のDOAはすごい映画で思いだしただけで
悶絶します。
あたくしはベタに2が好きですが。号泣した映画です。
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