ポール・トーマス・アンダーソン監督(『ザ・マスター』に続いて、今回もホアキン・フェニックスが主演)の新作だから、内容なんか気にせずに、それだけで見に行く。見る前にはストーリーすら知らなかった。
70年代、ロサンゼルスが舞台で、ヒッピー探偵(ホアキン)が、元恋人の依頼で、失踪した(依頼された時点ではまだ失踪してなかったけど)彼女の愛人(すごい金持ちの不動産王)を探すことになる、という探偵もの。
ストーリーが2転3転するから、何が何だかよくわからなくなる。実にへんてこな映画なのだ。最初はどんな話になるのか、ドキドキしながら見ていたはずなのだが、まるでなんだかわからなくなり、もうどうでもいいや、と匙を投げた。しかも、かなり眠かったし。やばいな、と思い、気合を入れ直すが、ダメだった。ちょっと寝てしまいました。ショックだ! あんなに楽しみにしていた映画なのに。今までポール・トーマス・アンダーソン監督の映画はすべて好きで、最初『マグノリア』を見たときの衝撃たるや。(でも、『ブギーナイツ』とか、『パンチ・ドランク・ラブ』とか、あれ、と思った映画もあるかぁ)でも、今回はまるで乗れなかった。
めちゃくちゃなストーリーなのだ。(居眠りしていながらそれをいうか、と思うけど)これはただの妄想なのか。ストーリーとしての整合性はない。なんでその展開? と何度も啞然とする。僕がちゃんと見ていないから、わからなくなるのか、とも思ったけど。それだけではあるまい。(心配なので普段はしないのに、いくつか、批評のようなものも読んで見た。みんなよくわからん、と書いている。)ジョシュ・ブローリン演じる刑事との部分なんてむちゃくちゃ。どう理解したらいいのか、頭を抱える始末だ。
これはラりッたジャンキーが見た白日夢だから、理屈で理解しようとしても無意味。そう納得するしかない。だいたい最初の依頼人である元恋人の女は幽霊だったのではないか。そんなもの最初から存在しなかったのだ、と考えると、この映画のすべてが「夢」ということになる。そんなので、いいですか? きっとダメだろうけど。まぁ、いいやぁ。タイトルの『インヒアレント・ヴァイス』って、「内在する欠陥」という意味らしい。なんだかなぁ、である。
70年代、ロサンゼルスが舞台で、ヒッピー探偵(ホアキン)が、元恋人の依頼で、失踪した(依頼された時点ではまだ失踪してなかったけど)彼女の愛人(すごい金持ちの不動産王)を探すことになる、という探偵もの。
ストーリーが2転3転するから、何が何だかよくわからなくなる。実にへんてこな映画なのだ。最初はどんな話になるのか、ドキドキしながら見ていたはずなのだが、まるでなんだかわからなくなり、もうどうでもいいや、と匙を投げた。しかも、かなり眠かったし。やばいな、と思い、気合を入れ直すが、ダメだった。ちょっと寝てしまいました。ショックだ! あんなに楽しみにしていた映画なのに。今までポール・トーマス・アンダーソン監督の映画はすべて好きで、最初『マグノリア』を見たときの衝撃たるや。(でも、『ブギーナイツ』とか、『パンチ・ドランク・ラブ』とか、あれ、と思った映画もあるかぁ)でも、今回はまるで乗れなかった。
めちゃくちゃなストーリーなのだ。(居眠りしていながらそれをいうか、と思うけど)これはただの妄想なのか。ストーリーとしての整合性はない。なんでその展開? と何度も啞然とする。僕がちゃんと見ていないから、わからなくなるのか、とも思ったけど。それだけではあるまい。(心配なので普段はしないのに、いくつか、批評のようなものも読んで見た。みんなよくわからん、と書いている。)ジョシュ・ブローリン演じる刑事との部分なんてむちゃくちゃ。どう理解したらいいのか、頭を抱える始末だ。
これはラりッたジャンキーが見た白日夢だから、理屈で理解しようとしても無意味。そう納得するしかない。だいたい最初の依頼人である元恋人の女は幽霊だったのではないか。そんなもの最初から存在しなかったのだ、と考えると、この映画のすべてが「夢」ということになる。そんなので、いいですか? きっとダメだろうけど。まぁ、いいやぁ。タイトルの『インヒアレント・ヴァイス』って、「内在する欠陥」という意味らしい。なんだかなぁ、である。