今日は朝から、6月らしい爽やかな天候に恵まれました。天候不順による長雨や日光不足の影
響も受けず、絵鞆半島に自生する野花が花を咲かせています。
室蘭八景の一つ、銀屏風からの眺望です。展望所は、海面からそそり立つ110mほどの断崖
の上。崖の斜面全体には、オニシモツケが自生しています。残念ながら、ほぼ垂直な崖の上から、
のぞき観るように撮影する事は不可能です。この画像が精いっぱいの撮影でした。
一帯では、オニシモツケが花の盛りを迎えています。5弁で花径8mmほどの小さな純白な花を
咲かせています。遠くか眺めると形の崩れた綿菓子、近くに寄って見ると線香花火を連想させられ
ます。
クルマユリ(車百合)は、本州中部以北の標高の高い場所に 自生するユリです。緯度が高い当
地は高山地帯の気象に似ているのでしょうか。この自生地は、海岸近くの標高160mほどの場所
です。
朱赤色の花びらには、濃紫褐色の細かな斑点が入る。さらに、花弁を後ろに反らし下向きに花
を咲かせます。花名の由来は、葉が車輪のように輪生する事からです。
千島薊(チシマアザミ)の別名はエゾアザミ(蝦夷薊)。平地から亜高山にかけての草地や林の
中に生える。淡い紅紫色の地味な花を咲かせる北方系のアザミです。
度々、画像を投稿しています、絵鞆半島を東西に貫く縦走路です。
一部は未舗装のダート、一部はアスファルト舗装道路。木漏れ日が落ちる、マイナスイオンが溢れ
る道を行きます。