グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

小さな入江の断崖に咲く野花

2016年07月22日 | 室蘭・四季の野花&花木



 中心市街地からほど近い場所に小さな入江がある。数種類の野花が、断崖の岩の隙間に根を
下ろし花を咲かせています。断崖は、海面を挟み20mほど離れる、近づくことは出来ませんので、
ズームを駆使して撮影。草花の画像は明瞭さをか欠きますが、雰囲気だけでもお伝えできればと
思います。





   



 断崖で、まず目に留まったのはエゾノカワラナデシコ(蝦夷撫子)です。離れた場所で、花びらを
風に靡かせていますので、花名は全く分かりませんでした。レンズを通して、ようやくエゾノカワラナ
デシコと識別。一般的には、海岸近くの道路際や草むらで見かけますが、このような断崖で花を咲
かせているのを見るのは初めてです。






 キキョウ(桔梗)。岩のわずかな裂けめに根を張り花を咲かせています。凛とした草姿は、目に
清々しく映り込みます。何故、このような場所でと・・・人間的な発想が頭をよぎります。






 エゾノキリンソ(蝦夷麒麟草)が、葉をビッシリと茂らせた株を覆うように黄色の花を咲かせてい
ます。花名に蝦夷と付きますが、全国の海岸の崖地などにも生える多年草です。










 波打ち際から、少々奥まった砂地で 花を咲かせるハマベンケイソウです。
蕾のうちは淡い紅色、開花すると薄青紫の釣鐘状の花を咲かせます。愛らしい花と、白緑色の葉
とのコントラストが絶妙な海浜植物です。


 






 先日、市内のほかの浜辺に自生するナミキソウ(波来草)の記事を掲載しました。今まで市内で、
これほど大きな群生地がある事を知りませんでした。『2016年の大発見です!』









 撮影の帰りに立ち寄る。漁業関連施設Mランドへの連絡橋の上から、絵鞆半島の最高地点の
測量山の
眺望です。
海面からそそり立つ頂きまでの高さは199m。この画像は、外海、太平洋側
からの眺望です。想像がつきずらいでしょうが、山の裏側には市街地や工場群が室蘭港を取り囲
むように広がっています。


コメント
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