室蘭岳の裾野に広がる、緑色の絨毯を敷き占めたかのような牧草地。
一本のエゾヤマザクラ。5月の風に、永年の風雪に耐え抜いた枝をなびかせ 今年も花を満開
に咲かせている。 樹齢は不明だが見事な枝振り。さらに、太い株元から5本の幹を力強く伸ばしている。
『どうして、ここに』、見る人の誰もが、そう思うだろう。
2007年には、ビールのCMに起用された効果もあって一躍、準全国的な存在に。今年も、
このサクラを観に多くの人たちが訪れています。
今年もアラビスの白い花が、春風にそよぐ季節が我が家の庭に訪れて来ました。
花径は1cm程で4弁の小花。草丈も極めて低いが、花だけを見ると白い菜の花のよう。
細いランナーの先にロゼット状の小株を作りながら 地を這うように広がる。また、子株を
もぎ取り、土に挿すだけで た易く根ずく。冬でも葉は緑く夏の乾燥にも強い、アブラナ科
の耐寒性常緑多年草です。
早朝から5月の青空が広がる。蝦夷駒ケ岳は、当地から噴火湾を隔て海上直線距離は
40kmほど。対岸渡島半島に君臨する標高1,131mの活火山です。
先月の初旬頃までは、頂から中腹まで真っ白な雪を抱いていた。この季節になるとすっかり雪
は融け夏山の姿に衣替え中。当地から眺める駒ケ岳は、大沼国定公園から見る山姿とは大き
く異なるが、富士山型の美しい山容の山です。
山野草が自生する雑木林の中を清流が流れる。室蘭岳を水源地とするペトトル川は、
大きな河川ではないが、室蘭岳の雪解け水と伏流水を集めて勢いよく噴火湾に流れ下ります。ヒトリシズカは、蕾も花もユニーク。独創的な 白い花と葉のコントラストが美しい。
花は穂状に咲く。一方、葉は、縁に細かな鋸歯があり、薄茶で光沢を放す。花名には、
ヒトリ・・・。と付くが、地下茎で繋がっているのだろうか、数本の花茎を地面から立ち上
げている。 フッキソウ(富貴草)は、林間の半日陰になる場所に自生している。湿り気のある
土壌を好む山野草だが、川面を撮り込めるフッキソウの花の被写体は稀。当地で知る限り
では、この場所だけ。雑木林の縁で、樹高は20メートルを越えるコブシの大木が今が盛りと純白な花を
咲かせている。青空を背景にすると美しい花は数多くあるが、特に、コブシの花は青空に
似合う花です。
風もなく穏やかな夕暮れ。カメラアングルは隣町、伊達市北黄金町の波打ち際。噴火湾
を隔て、遥か彼方 渡島半島の山並みに、沈み行く夕日に染まる空と海の光景です。夏に向かって、日没時間が日一日と遅くなっている。今日、当地の日の入り時間は
18時45分でした。
地球岬の散策路沿い一面に、ニリンソウの純白な花が風にそよぎながら咲き誇っ
ている。
4月の下旬頃には、キクザキイチゲ(イチリンソウ)が群がるように咲いていた。この時期
になると一変、散策路の両側や土手はニリンソウの花で埋め尽くされています。
岬の周辺には、散策路が整備されている。路沿いは、時折々に咲く山野草の宝庫。
フチゲオオバキスミレ(縁毛大葉黄菫)。葉の縁や裏側に毛が生えている事が花名の
由来であり、オオバキスミレと区別できる。
葉には、光沢があり、蕾や花弁の裏側は薄紅紫色を帯びる。本州・東北から道内の南部
に分布するスミレです。フデリンドウ(筆竜胆)。
フデリンドウは春に咲くリンドウ。花茎は極端に短く直接、地面から立ち上がるように花を
咲かせている。この株の草丈は薄柴色の花を含めて5cm程、ごく小さな山野草です。ハウチワカエデ(山紅葉)の花。秋の紅葉も美しいが、この時期に咲く紅色の花(蕾)も
美しい落葉高木です。スミレサイシン(菫細辛)。
自生地は、道内と本州の日本海側。スミレ科の中で最も大きな葉を付ける。花も大きく下
に垂れる花弁には紫色の筋がある。クルマバ・ツクバネソウ(車葉衝羽根草)。
ユニークな花名は、数枚の葉の付き方が車の車輪にたとえられ、さらに、花や実の形が
羽根突きの羽子に似ている事が花名の由来。花名もユニークだが、花も不思議な形をし
ている。艶やかな子房の上に4本の雌蕊と黄色く放射状に雄蕊を付ける。小さく地味な
花だが何故か気になる山野草です。
壮瞥公園の一帯は、洞爺湖の外輪山丘陵に位置する。2日前にUPした梅林は洞爺湖に面
した西側。一方、東側の眼下には壮瞥町の家並みが広がる。壮瞥町は主にリンゴを栽培する道内
屈指の果物の里です。
壮瞥公園の総面積は約8万6千平方メートル。園内には梅林の他に 森と木の里センターが併設
されている。敷地内には、天体観測ドームやキャンプ施設を備える。さらに、森林浴のできる散策路
なども整備されている 樹木が鬱蒼と生い茂る森林公園です。 散策路で見かけた山野草の花々。
春の木漏れ日を浴びて崖の斜面に咲く、ミヤマエンレイソウ(白花エンレイソウ)の花。
小群落だが、平地に比べて花が大きい。一瞬、オオバナエンレイソウかと思ったが、横向き
に花を咲かせている事からミヤマエンレイソウと心を決める。
エンレイソウは、花も葉も多様。この花は、果実に成長する子房が黒いのが特徴の
クロミノエンレイソウ。フッキソウ(富貴草)の花は独創的。白花と常緑で艶のある葉とのコントラストが爽や
か。フッキソウは、草と見間違えそうなほど樹高の低い小低木です。 梅林の敷地内に咲く花々。
タチボスミレが梅林の数箇所に、飛び石のように固まり花を咲かせている。
オオイヌフグリの小花が群れ咲く姿は美しい。広義に解釈すると山野草だが雑草と
しての色合いが濃い植物。セイヨウタンポポとの相性が良いのか、他に咲くオオイヌフグリ
の群落の中にも、セイヨウタンポポの花が彩を添えている。
洞爺湖畔から、一挙に急勾配の車道を5分ほど登ると梅林の斜面が目の前に広がる。
さらに、その先、未舗装の曲がりくねった道を登りきると、標高150m程の展望台に辿り着く。
眼下には、洞爺湖、右の方角には残雪を抱く羊蹄山。南側には今も噴煙をたなびかせている
活火山の有珠山と昭和新山。梅林を前景にパロラマのように素晴らしい光景が、目に飛び込
んで来ます。 梅林の周囲は広大な森林地帯、手付かずの樹木が生い茂る壮瞥公園の一角。
約2万㎡の斜面一帯に、300本の豊後梅が栽培されている。全ての梅の木は樹齢を感
じさせるかのように太く逞しい。樹形と対照的に 薄桃色の花と紅色の蕾が春の華やいだ
雰囲気を醸しだしています。
山茱萸(サンシュユ)は、古に朝鮮半島より渡来した花木。春、葉が出ないうちに
鮮やかな黄色い花を 咲かせる事から、属名は、春黄金花(ハルコガネバナ)。 赤銅色の
しなやかな枝に、弾けるような形の花を固めて咲かせる。
さらに、別名は秋に実らせる果実 の様子から、アキサンゴ(秋珊瑚)とも呼ばれている。
クマザサが生い茂る藪の中。、脇に咲く 白モクレンと競うように五月の青空を背景に花を
咲かせています。
五月の青空が広がるイタンキ浜に咲く、エゾノイワハタザオの花。花名の由来は、
長く伸ばした花柄の先端に、花を咲かせる様が旗竿のように見える事から。
エゾノイワハタザオはアブラナ科の植物。花は、4枚の白い花弁の小花を総状に付ける。
多くの海浜植物が自生する、この浜で春一番に花を咲かせる野花です。