限りなく西の空が透明感を増す。風も、今までの季節とやや異なり西の方角から吹き寄せ
る。カメラアングルは、室蘭港外防波堤の基部、小さな浜辺の波打ち際から穏やかに暮れて行
く、今日の西空の光景です。
今日の朝の気温は12℃、季節は秋本番へと確実に移り始めています。イタンキ浜の透
き通る大気の中を爽やかな潮の香が流れる。
先日、北海道の東の洋上を通過した台風の影響で海が底荒れしたのか、大量の昆布が浜
に打ち上がる。元々、イタンキ浜の近海は、甘みと香りの良い天然昆布の産地です。
柔らかな秋の早朝の日差しを受け、飛鳥IIが優美な船体を滑らすように室蘭港に入港。
飛鳥IIは総トン数50,142トン、国内最大の豪華客船。2012年、室蘭港に寄港した客船は、
延べ7隻。飛鳥IIは、その しんがりを飾る入港です。
夕映えの中を次の寄港地、岩手県大船渡港に向けて舵を取り室蘭港を離れる飛鳥II
です。
爽やかな風が流れる。例年、この季節になると空気が冷たく感じる日が増して来るが、
今年は、季節の移ろいが緩やか。今日も、澄み渡る青空を背景に、夏のなごり雲と高層雲が
入り混じる。カメラアングルは室蘭市崎守埠頭からの朝の空と海の光景です。
※10/2、投稿記事「大気が透き通る・・・」の更新版です。
秋晴れのトッカリショの景観です。トッカリショは、室蘭八景の一つ。地名はカタカナ表記
のアイヌ語。周辺は海面から垂直に切り立つ断崖絶壁が、眼下の小さな入り江を取り囲む。
さらに、紺碧の海と白い擬灰岩かなる奇岩が、独特の景観をみせる市内屈指の景勝地です。 コハマギクが断崖絶壁の岩礫に、しがみ付くように根を張り花を咲かせています。コハマ
ギクの自生地は、東北地方から道内の太平洋側。吹きつける潮風に打ち勝つためか、花の大
きさに比べて草丈が低い。可憐な花を咲かせるキク科の野花です。 半島の尾根を観光道路が走る。ススキが生い茂る右側には、断崖絶壁が連なります。
下の画像は、珍しい道路際に咲くコハマギクです。