グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

朝の散策

2016年07月16日 | 室蘭・四季の野花&花木



 爽やかな朝を迎える、外気温は20℃、ヒャッとした空気感が漂う。高さ70メートルほどの丘の
上に広がる広大な牧草地です。家からの直線距離は、わずかに1.5kmほど。朝の散歩を兼ねて
周辺を散策してみました。






 道端の草むらで花を咲かせるクサフジです。小花を集めた花房を、ほぼ垂直に立ち上げる。夏
の朝、見る目に清々しを感じさせてくれる野花です。 






 この季節、ゾニワトコ(蝦夷庭常)の赤い実はよく目立ちます。北海道から本州中北部の山地
に生える落葉低木です
 






 ノリウツギが純白な清楚な花を咲かせ始めました。装飾花は何処かアジサアイに似ています。
和名の由来は、和紙を製造する時に樹液を糊に利用したことからです。






 鳥の名を間違ってなければ「ニュウナイスズメ」。スズメののような頬に黒い斑点がありません。
また、スズメは人家の近くで行動しますが、ニュナイスズメは、草原や農耕地などを飛び交う野鳥
です。






 ナンテンハギは、葉の形がナンテンにそっくりで、花の形はハギに似ている事が名前の由来で
す。




 オカノトラオの蕾です。軽くカールした花穂の形から、トラの尾に見立てた花名がユニークな野
花です。






 クガイソウ(九蓋草)。茎の先に ルリ色の小花を密に集め、穂のような形をした独創的な花を咲
かせています。
 


 

 

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牧草ロール

2016年07月13日 | 室蘭の景色



 室蘭岳のすそのに広がる牧草地の上空に、さわやかな夏空が広がる牧草地内では、牧草の
収穫
作業用の大型自走式車両が動き回る。今日は、牧草の収穫作業のメインイベント。乾燥した
牧草を、ロール状に成型する光景が繰り広げられました。      

               ※7/11投稿しました「牧草刈りの季節です」の継続記事です。 



 2日ほど前に刈り取られた牧草は、天日での乾燥を終える。次の工程は、トラックターに牽引さ
れた「レーキ」と呼ぶ自走式機械で、乾燥させた牧草を集め、幾筋もの畝作りが行われます。


 次に登場する自走機械は、牧草刈作業の主役 「牧草ロール」の製造機 ロールベーラーです。
レーキで作られた、乾燥した牧草の畝を跨ぐように走行。乾燥した牧草は、ロールベーラの中に
採り込ま
れ、ロール状に成型されます。完成すると、後部のハッチが開き牧草ロールが転がり出
てきます。





 


  



 牧草の刈り取り作業が完了した牧草地です。牧草ロール(ロールベール)が、ランダムに並ぶ
光景は壮観、この時期の風物詩です。  




 牧草地から運搬されてきた牧草ロールは、「ラップマシーン」にかけられ特殊なビニールで梱包。
その後、農家の敷地内に積み上げられ長期保管されます。
※ビニールで梱包された 牧草ロール(ロールベール)の最終の正式名は、ロールベールサイレー
ジ。大きさは直径1.5m、重量は250~300kg程もあります。昔はサイロ、今は、この方法で牧草
は、貯蔵されています。


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イタンキ浜に咲くオオマツヨイグサ

2016年07月12日 | 室蘭イタンキ浜



 イタンキ浜の海岸段丘では、オオマツヨイグサ(大待宵草)が花の時期を迎えています。乾燥気
味の土壌を好むのでしょうか、浜に隣接する砂地で群落をつくり花を咲かせています。
一説では、北米が原産地と言われていますが、何故か 在来種の和の雰囲気を漂わせる植物です。





 



 オオマツヨイグサと同じ場所で、エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)が淡紅色の独創的な花を
咲かせていま
す。
 今日、偶然、気が付きました。エゾカワラナデシコは、色・形・花びらの先端の裂け方などバリエ
ーションの多い野花です。

 

 




 



 



 今日の日中の最高気温は27℃、汗ばむほどの陽気となりました。浜を通り抜ける潮風が心地
よく感じる、イタンキ浜の東側と西側の光景です。


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牧草刈りの季節です

2016年07月11日 | 室蘭の景色



 市街地の北側、室蘭岳の裾野に広大な牧草地が広がる。牧草は年に3回ほど刈り取り作業が
行われます。今日は、早朝から爽やかな夏空が広がる。待ちわびていたように、周辺の牧草地で
は、一斉に牧草刈り作業が始まりました。





 トラックターが刈取り機を牽引。牧草地を大きな楕円を描くように、牧草を刈り取りながら動き回
る。





 



 刈られた牧草は、トラックターに牽引された攪拌機で広げ・反転させ均一に乾燥させます。



 






 この牧草地は「一本桜」で全国的に名を馳せる。桜の古木の廻りは、一手間かけての刈り取り
作業が行われます。


 



 牧草地の中を走る道路沿、セイヨウミヤコ草が鮮やかな花を咲かせています。元々は牧草の種
などに混ざり込み、ヨーロッパから渡来した帰化植物です。









 今日は早朝から大気が澄み渡る。牧草地に隣接する場所です。目に映る全てが、まぶしく見え
るほど。今シーズン最上の晴天日でした。

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昨日の続き、絵鞆半島縦走です

2016年07月09日 | 室蘭・四季の野花&花木



 海霧が追直漁港を包み込む。前面には、噴火湾の大海原が広がります。海霧は南寄り風に
運ばれ、
海面を滑るように陸地に流れ着きます。
 海霧は、一般的な霧とは異なり密度が高く乳白色をしています。さらに、地形や気温・風などの
状態により、周辺の景色を刻々と変化させます。海霧を眺めていると 時が経つのを忘れてしまう
ほどで
す。




 




 ガマズミの花が咲き始めました。秋に実らせる艶やかな紅色の実も鮮やかですが、今の時季は、
木々の緑とガマズミの白い花とのコントラストが際立ちます。









 絵鞆半島を縦断する測量山観光道路は、道の両脇を木々が鬱蒼と生い茂る中を行く。



 エゾノカワラナデシコ、これからが花の時季です。淡紅紫色の花弁の先端が細く割ける独創的
な花姿。さらに、茎も葉も細く全てが繊細なナデシコです。




 サルナシ、道内での呼び名は「コクワ」。秋に小さな梨のような実を付けます。霜が降る頃には、
実が熟します。今年は花を鈴なりに付けています。秋には 沢山の果実を実らせそうです。因みに、
サルナシは キウィフルーツの原種といわれています。
 


                

                                                                 
 絵鞆半島の最西端、
絵鞆岬からの眺望です。
海に突き出る展望台は 海面から50mほどの高さ。目の前に、噴火湾の大海と湾を取り囲む山々
の大展望が広がる。絵鞆半島の縦走時には、
必ず立ち寄る場所です。
                               

 展望台の下の海域は、海藻類やウニ・ナマコなどが豊富。この時間帯は干潮、アオサギの絶好
の餌場です。




 絵鞆岬を後に、曲がりくねる坂道を200mほど下った小高い丘の上。目の前には、絵鞆漁港を
前景に室蘭港の入口付近の眺望が広がる。なんの変哲もない場所ですが、市内で好きな風景の
一つです。

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絵鞆半島の咲くオニシモツケとクルマユリ

2016年07月08日 | 室蘭・四季の野花&花木



 今日は朝から、6月らしい爽やかな天候に恵まれました。天候不順による長雨や日光不足の影
響も受けず、絵鞆半島に自生する野花が花を咲かせています。
  室蘭八景の一つ、銀屏風からの眺望です。展望所は、海面からそそり立つ110mほどの断崖
の上。崖の斜面全体には、オニシモツケが自生しています。残念ながら、ほぼ垂直な崖の上から、
のぞき観るように撮影する事は不可能です。この画像が精いっぱいの撮影でした。
 









 一帯では、オニシモツケが花の盛りを迎えています。5弁で花径8mmほどの小さな純白な花を
咲かせています。遠くか眺めると形の崩れた綿菓子、近くに寄って見ると線香花火を連想させられ
ます。



 クルマユリ(車百合)は本州中部以北の標高の高い場所に 自生するユリです。緯度が高い当
地は
高山地帯の気象に似ているのでしょうか。この自生地は、海岸近くの標高160mほどの場所
です。
 朱赤色の花びらには、濃紫褐色の細かな斑点が入る。さらに、花弁を後ろに反らし下向きに花
咲かせます。花名の由来は、葉が車輪のように輪生する事からです。









 千島薊(チシマアザミ)の別名はエゾアザミ(蝦夷薊)。平地から亜高山にかけての草地や林の
中に生える。淡い紅紫色の地味な花を咲かせる北方系のアザミです。









 度々、画像を投稿しています、絵鞆半島を東西に貫く縦走路です。
一部は未舗装のダート、一部はアスファルト舗装道路。木漏れ日が落ちる、マイナスイオンが溢れ
る道を行きます。

 

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雨上がりの庭で・・・

2016年07月06日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)



 早朝から降りだした霧雨、午後になり降りやむ。手持ちぶさたの解消、庭に咲く雨に打たれ強い
草花をカメラに撮り込んでみました。 


 



 ヒューケラ、和名はツボサンゴ。ユキノシタ科の植物だけあって、どことなくユキノシタに似た風
情を醸し出しています。花は地味ですが、葉が美しく カラーリーフとして代表的な植物です。
 生育の適地は、半日陰で やや湿り気のある場所を好みます。少々、暑さには弱いですが
耐寒
性がとても強い多年草です。






 庭のフェンスに絡ませ育てていますスイカズラ(忍冬)です。清々しい香りを放しながら花を咲か
せています。花の白さは時間の経過につれ淡い黄色に変化します。このスイカズラは数年前に近
くの家で小枝を頂き、挿し木から育てあげて来ました。






 エロディウム・バリビアビレの流通名はヒメフウロ。わが国の固有種のヒメフウロと混同しそうな
花名です。株はロゼット状に成長します。やや匍匐性です、伸びた茎を切り取り土に挿しておけば
容易に発根します。花径は2センチほどで、淡い紅色の花びらに濃い紅色の脈が入る可憐な花を
咲かせます。夏の暑と過湿は苦手な植物ですが、冬の寒さにはとても強く、雪の下で冬を越す宿
根草です。

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涼 風

2016年07月04日 | 室蘭の景色



 涼やかな風が流れる、高台からの洞爺湖の眺望です。洞爺湖は、支笏洞爺国立公園の一角。
周囲を山々に囲まれていますが開放感あふれる湖です。






 洞爺湖の湖水が流れ出る、唯一の壮瞥滝の落差は18mほど。流れ落ちる滝水が岩盤に打ち
砕かれ
飛沫となり高く舞い上がる。けして、規模は大きくありませんが清涼感みなぎる滝です。









 滝が流れ落ちる壮瞥川沿いの遊歩道は、古木が鬱蒼と生い茂るマイナスイオンが溢れる道を
行きます。





 壮瞥川では、毎年、地元の小学生たちによるヤマベの稚魚の放流が行われています。さらに、
10kmほど流れ下ると噴火湾、秋には
鮭も遡上する清流です。

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夕空と夕陽

2016年07月01日 | 室蘭の夕日&夜景

 絵鞆臨海公園の上空に爽やかな夕空が広がりました。 今シーズンは、天候不順の日が続き、
カメラの被写体に 適した夕陽の出現は数えるほど。今日は一変、待ちに待っていました好条件
に恵まれました。


  



 限りなく穏やかな夕暮れ時です。夕日に照らされた、プレジャーボートがシルエットを静まり返
る海面に映し出しました。
 絵鞆臨海公園に隣接する、海洋レクリエーション施設「エンルムマリーナ室蘭」近傍からの眺望
です。



 







 今日、当地の日の入り時間は19:17分でした。カメラアングルは、日没直前の絵鞆臨海公園
から。穏やかに暮れてく西空の光景です。 

 

 絵鞆臨海公園に隣接する、道の駅「みたら室蘭」の駐車場です。
駐車している車両はキャンピングカーなど、道内は元より本州ナンバーの車がほとんどです。旅行
者の方々は、この場所で夜を明かし次の目的地に向かって旅立ちます。
 

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