ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

サロン’88

2007年01月23日 | ワインの話

Photo_191 クアトロの壁に飾るクアトロの父思い出のワイン第二弾。
Sのイニシャルが大きくデザインされたラベルは、幻のシャンパンと云われる「サロン」だ。シャンパンは普通、赤ワインを作るピノ・ノアールと白ワインを作るシャルドネを使って作られるが、このサロンはブラン・ド・ブランという作り方、シャルドネだけの単一品種で作られる。さらに、ブドウの出来の良い年しか作らない。最近では '83'85'88'90'95'96 が作られた年だったと思う。しかも、醸造後7~10年の瓶熟成を行う。一番搾りのキュヴェのみを使い、マロラクティック発酵もしない。また、ルミアージュも人の手で行われる。生産量も極めて少なく価格も高い。僕のあこがれのシャンパンだった。うちの奥さんがヘソクリを持っていた時に、僕の誕生日プレゼントをリクエストして飲んだのがこのラベル。うちの奥さんのヘソクリを搾り取ったワインである。ヘソクリの味はしなかった。トリュフのような素晴らしい香りを持つとても個性的な力強い味わいだった。忘れられない素晴らしい味わいのワインのひとつだ。
僕がこのワインが好きな理由は、実はこのラベルだった。Sは僕のイニシャルなのだ。単純なものである。ラベルが好きで中身のワインが好きになったのである。
中学校の卒業前の演劇会のときも、自分で作ったスーパーマンのSを胸に付けてスーパーマンのパロディー役をやったのも思いだす。
けっこうワインには、イニシャルを大きく扱ったデザインのものも多い。あなたのイニシャルのワインもあるかも。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする