ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ワインとペジョータ

2008年04月27日 | 食材の話

S スペイン・イベリア半島のコルク樫はたくさんのドングリを実らす。そのコルク樫の森で10月から3月まで放牧され大きくなったイベリコ豚をペジョータと呼ぶ。ペジョータとはドングリの意味だが、広い森の中を歩き回りドングリなどを自分の力で食べて育ったイベリコ豚のみがペジョータを名乗れる。その規格は厳しく、基準に満たない物は別の名前で呼ばれる。そのイベリコ・ペジョータと呼ばれるものはスペイン産の豚の2%でしかない。ドングリを主食として、充分な運動をして太ったペジョータは不飽和脂肪酸オレイン酸が豊富で脂の入り方は霜降り状になる。希少価値だけでなく、栄養価も食味も抜群な食材だ。そのイベリコ・ペジョータの豚トロのステーキをクアトロでは販売している。豚トロは一頭から採れる量の少ない貴重な部位ですばらしい霜降り肉なのだが、脂の味は実にさっぱりとして爽やかな印象である。シンプルに塩とレモンで楽しめる。
イベリコ豚を育てたコルク樫は、その名の通りワインのコルク栓の原料である。このトントロにはどのワインのコルク栓を抜きましょうか?

コメント
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