グラスを斜めに傾けワインの色を見たあなたは、ここまでの心労でのどが渇き、早くワインを口に含みたいと思うだろう。
ところが、まだ飲めない。
次は、ワインの香りをチェックしなくてはならない。
まずは、ワイングラスの中に鼻を突っ込むようにして香りをかぐ。
鼻を包むようにワイングラスは設計されている。
鼻の低い人でも問題はないようだ。
この時に、ワインが健全に保管されていたかどうかをチェックできる。
灯油と一緒に保管されていたり、キムチと一緒に置かれていたりすると香りが移っていることがあるのだ。
さて次がおなじみのグラスをグルグルと回して香りを嗅ぐという作業だ。
この技は習得すると楽しいので練習をしておこう。
グラスの中のワインはそのワインが持っている本来の香りを発散しはじめる。
鼻の低い人が香り立つワインに出会うと、その香りが目に刺さるように感じることもある。
(これは、クアトロの父の体験だ)
灯油やキムチの匂いがしなければ、香りのチェックはほどほどにしておこう。
さあ、ワインを口に含む。
歯の隙間から空気を入れてワインの揮発をチェックするような高等テクニックもあるが、そろそろ同伴の人も、店側も疲れてきているので、ここはワインの温度をチェックする程度にしよう。
そのワインの冷えが足りないと思ったら、もう少し冷やしてくださいと云おう。
冷えすぎていたら、ワインクーラーから外しておいてもらおう。
もちろん、問題が無ければ、そっと頷けばよい。
ついでに、彼女のグラスを指さして、注いであげてくださいと意思表示すれば、よりスマートである。
では、早速クアトロでワインを楽しむ復習をしよう。
※年内は28日までの営業です。
年始は3日からの営業です。
尚、23日24日25日のディナーは満席です。
28日のディナーは貸切になります。