今日の昼下がり、体操服に着替えランニングに出たクアトロの父。
ランナーは走りつづけ過酷な状況になるとアドレナリンが出て気分がハイになり、苦しさを忘れ走り続けるという。
ランナーズハイと呼ばれる。
クアトロの父は、走る前からハイであった。
走り出せば、いくらでも走れるつもりでいた。
来年の東京マラソンにも挑戦する気でいる。
しかし、そのハイな気持ちもすぐに消滅した。
あまりにも靴が重い。
実際は足が重いのだが、ハイな気持ちが少し残っているのか靴のせいにするクアトロの父だ。
靴がランニングに向かないと判断したクアトロの父は、ジョキングに気持ちを切り替える。
住宅の庭に咲く梅でも眺めながらジョキングすることにした。
すると、あまりにもきれいな庭が多いので、こんどはウォーキングに切り替えるのだった。
それでも一時間以上、ほんのちょっと走り、たくさん歩くと、東武線三駅先まで歩いていた。
途中でレンガ窯パン工房を見付けたクアトロの父はおみやげに購入する。
パンを持って走るのもどうかと思い電車に乗って帰宅するクアトロの父だ。
急に走り込みを始めようと思ったクアトロの父は、孫娘を抱く体力を養うためであった。
じじばかハイなのである。
おみやげのパンが美味しかったかは、後日のお楽しみだ。