昨日、解禁になったボージョレ・ヌーヴォー。
クアトロの選んだボージョレ・ヌーヴォーの中でルー・デュモンの造るボージョレ・ヌーヴォーは、他のヌーヴォーよりもとてもしっかりとした味わいだった。
そのルー・デュモンのオーナーは仲田さんと云う日本人。
彼は、自分の手で「造り手の体温を感じることのできるおいしいワインを造りたい」という夢を抱き、1995年に渡仏。
そして、フランス各地のワイン生産者のもとでワイン造りの修行をしながら、ワイン学校にてワインの勉強に励み、学位を取得。
その後、さらに有名な造り手さんの元で修行を重ね、2000年に念願であったネゴシアン(ワイン商)ルー・デュモンを設立とのこと。
ルー・デュモンのワインのエチケットにはどこかに必ず「天地人」の文字が書かれている。
「天地人」と云っても、「愛」を重んじ、「義」を貫き通した武将・直江兼続の子孫ではないようだ。
彼の「天地人」という信念は、“天候”などの自然条件、葡萄を育む“大地”、ワイン造りに関わる“人”、どれ一つ欠くことのできないということ。
昔からの伝統的なワイン造りを模範として、とても基本に忠実なワイン造りをモットーとしている。
その「天地人」のモットーをデザインしたものが、地球から人が太陽に向かってワイングラスとブドウを差し出しているエチケットの絵である。
これらのワインは、「愛」を重んじ、「義」を貫き通した味わいである。
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イザベル・レジュロン | |
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