湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

リムスキー・コルサコフ:ドゥビーヌシュカ

2006年10月14日 | リムスキー・コルサコフ
◎ストコフスキ指揮アメリカ交響楽団(DA:CD-R)1969/10/6live

けっこうかっこいい。というかかなり楽しめる。攻撃的だが起伏がある。ニキシュみたいな直線的な攻撃というより歌心との折り合いを非常にうまくつけた楽しい行進曲にしたてている。起伏といってもロシアの演奏に聴かれるような変に弛緩した揺れかたをしない演奏。何度でも楽しめます。◎。
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リムスキー・コルサコフ:ドゥビーヌシュカ

2005年08月01日 | リムスキー・コルサコフ
〇ゴロワノフ指揮ロシア国立交響楽団(LARGO)LP

やや弛緩した穏やかな表現から始まるが、後の盛り上がりをきちんと計算したもので、フレーズひとつひとつに意味を持たせなからも巨視的な設計が活きてグダグダにならない。なかなか効果的なテンポ設定に、じきにパツパツ決まりだすリズムがゆっくりめのテンポでいながらもこの単なるマーチを、原曲から数倍スケールアップして立派なオーケストラルミュージックとして偉大に聞かせる。パウゼもゴロワノフらしい名人芸。管弦のバランスのよさがこの人らしくない程だ。録音の悪さを差し引いても〇はつけられる。
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リムスキー・コルサコフ:セルビア幻想曲

2005年08月01日 | リムスキー・コルサコフ
〇ゴロワノフ指揮ロシア国立交響楽団(LARGO)LP

暗いスラヴ行進曲的な主題と、エキゾチックな民族舞踊音楽主題がひたすら交互に繰り返される。前者は結構常套的な展開だが入り易い。後者はシェヘラザード終曲的で腕の見せどころ。管楽器の艶めかした音色と機敏な動きにゴロワノフらしからぬ統率力を感じさせる。各セクションがばらばらになりがちなゴロワノフが楽団の素晴らしい調子に乗って、まとまりよくかなり出来がいい。曲は親しみやすいが飽きるので聴き過ぎ注意。特徴的な演奏ではないが聞きごたえあり。
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リムスキー・コルサコフ:シェヘラザード

2005年03月18日 | リムスキー・コルサコフ
○ストレング(Vn)シェルヒェン指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団(Westminster)CD

非常に良好なステレオ録音である。演奏はこのコンビらしいコントラストをはっきりつけた飽きさせない内容。スタジオでは比較的マトモといわれるシェルヒェンだが流石に3楽章ではデロデロにテンポを崩し真骨頂を見せている。ただ、このコンビではしばしばあることだが音が醒めていて人工的な印象も受ける。CD復刻の弊害かもしれないので演奏のせいとばかりは言えないだろう。オケは達者なので総じては楽しめると思う。ちょっと弦が薄いのはオケ都合か。○。

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