ロジェストヴェンスキー指揮ソヴィエト国立文化省交響楽団(melodiya)live・CD
ライヴ全集ゆえこの曲でも演奏瑕疵は多い。精妙な場面でずれたり、ホール残響のせいでぼやっとしてしまうのは厳しい。ただ四楽章間奏曲のような、弦楽合奏の牧歌となるとRVWの独壇場であるばかりかロジェストヴェンスキーにとってもロマンチックな性向を発揮でき、ロシアオケの強みも出せるから良い。現代映画音楽の礎となったクラシック曲のひとつとして、これも映画音楽からの編曲だが、怜悧で往年のSFドラマを思わせる煌めきは、ステレオでスケールもあるこのような録音でこそ楽しめるところもある。正直、この全集ではマシなほうで、拍手も盛大。
ライヴ全集ゆえこの曲でも演奏瑕疵は多い。精妙な場面でずれたり、ホール残響のせいでぼやっとしてしまうのは厳しい。ただ四楽章間奏曲のような、弦楽合奏の牧歌となるとRVWの独壇場であるばかりかロジェストヴェンスキーにとってもロマンチックな性向を発揮でき、ロシアオケの強みも出せるから良い。現代映画音楽の礎となったクラシック曲のひとつとして、これも映画音楽からの編曲だが、怜悧で往年のSFドラマを思わせる煌めきは、ステレオでスケールもあるこのような録音でこそ楽しめるところもある。正直、この全集ではマシなほうで、拍手も盛大。