ミュンシュ指揮ORTF(SLS)1946/11/14シャンゼリゼ劇場live(世界初演)
ワグナー、かと思ったらロシア国民楽派交響曲!一楽章の息の長いメロディ!どこかで聞いたことあるような。ストレートなところはミュンシュ向きだが、三楽章あたりで飽きてしまう。ただし移調転調の頻繁さはフランツ・シュミットを薄めた感じで面白く、二楽章、四楽章の旋律構造からしてもフランク派の末に位置づけられる曲だろう。時代は新しいが80を越えた1864年生まれの作曲家の作品、後期ロマン派交響曲好きの人にはすすめられる。マーチ好きも四楽章では心躍らされるかもしれない。この楽章はフランク的で(高音打楽器の使用が違うくらいと言い切れる)清々しく前向きな雰囲気、調性の移ろいに浮遊感があって、フランス的。装飾的なトランペットを交えたややまとまりにくそうなところもリズムと流れで強引にもっていくミュンシュの技も光る。ハーモニーを楽しむならもっと良い録音を選ぶべきだが、ミュンシュが擬似フランク交響曲を下手なわけはないので多分そのへんも大丈夫。拍手カット。
ワグナー、かと思ったらロシア国民楽派交響曲!一楽章の息の長いメロディ!どこかで聞いたことあるような。ストレートなところはミュンシュ向きだが、三楽章あたりで飽きてしまう。ただし移調転調の頻繁さはフランツ・シュミットを薄めた感じで面白く、二楽章、四楽章の旋律構造からしてもフランク派の末に位置づけられる曲だろう。時代は新しいが80を越えた1864年生まれの作曲家の作品、後期ロマン派交響曲好きの人にはすすめられる。マーチ好きも四楽章では心躍らされるかもしれない。この楽章はフランク的で(高音打楽器の使用が違うくらいと言い切れる)清々しく前向きな雰囲気、調性の移ろいに浮遊感があって、フランス的。装飾的なトランペットを交えたややまとまりにくそうなところもリズムと流れで強引にもっていくミュンシュの技も光る。ハーモニーを楽しむならもっと良い録音を選ぶべきだが、ミュンシュが擬似フランク交響曲を下手なわけはないので多分そのへんも大丈夫。拍手カット。