goo blog サービス終了のお知らせ 

湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

2018年05月22日 | Weblog
フリエール(P)バーンスタイン指揮NYP(SLS)1963/10/13リンカーンセンターフィルハーモニックホールlive

録音は悪めのモノラルですすめられないが内容はかなりよい。フリエールはバリ弾きスタイルだが音が柔らかく機械的な技巧のみならず滑らかな音色表現で余裕でグイグイ引っ張っていく。和音もきれい。だが2楽章終盤で少し音が濁り、3楽章序盤ではテンポが停滞したどたどしくなる。これは疲れか何らかの事情か、ただ気が付くと素晴らしい技巧と音楽的表現で爆発的な拍手に包まれている。これはバンスタNYPという重厚にうねりイマジネイティブに絡むロマンティックな表現に素晴らしく適性を示すバックをつけている面もつよい。ラフマニノフはバックオケも重要。これも何かの裏事情かバンスタもラフマニノフはあまりやっていないが、2番シンフォニーあたりやったらマーラーになっていたかなあと夢想。総じては良い演奏で○をつけたいが録音状態と調子の悪い部分をさっぴいて無印。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドビュッシー:小組曲(ピアノ... | TOP | ピストン:交響曲第2番 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | Weblog