湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

2017年05月13日 | Weblog
アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団(DECCA)

冒頭ホルンソロから塩。音色も表現もさらさらして引っかかりがない。ただ全体の響き等の調和はきわめて繊細にとられており、中間部になると管と対話する弦の表現の振幅が大きく響きも重く、依然神経質なほど細かく制御されているのだが、対比ははっきりしていて、計算的にやっていたことがわかる。ふたたび主旋律に戻ると小川の流れるようなさらさらしたテンポに戻り、そっと終わる。小洒落た人は好むだろう。冷たく感じた。
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