湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆グリエール:交響曲第3番「イリヤ・ムーロメッツ」(短縮版)

2018年02月05日 | グリエール
○ストコフスキ指揮アメリカ交響楽団(DA:CD-R)1964live

モノラルなのに物凄くステレオ的な演奏で「あああ」と歯がゆさを感じる点の多い煌びやかな演奏。後年のものと余り変わらないが、やはりこのオケの音は拡散的で、末流ロマン派の肥大化した音楽をやるときに必要な構築的な身の詰まった演奏様式というのがないがゆえに、ちゃんと短縮版としてまとまっているのに、どこか散漫な印象をあたえてしまう。もちろんストコはフィラデルフィアでもこういう音を求めていたのだし、表層的で派手なのは(曲も曲だし)仕方ないのだが、まあ、NYPのほうが正直しっくりきた。まずまず。○。

※2006-10-31 17:56:09の記事です

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