ヤルヴィ指揮スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(chandos)1987・CD
だいぶ昔に録音してなかっただろうか?あるいは今出ているこれが再発なのか。交響詩との組み合わせだった記憶があるのだが。さて何でも振るがゆえに一律性急でそつなく感じるものもある父ヤルヴィのイギリスオケものである。イギリスオケらしくやや冷たく精度と引き換えに熱量が下がり、人工的な振幅の大きい解釈に対してどことなくよそよそしさを感じさせるが、普通の耳からすれば凡百の録音よりよほど感動的なロシア交響曲を楽しむことができるだろう。音のトーンが変わらないのでニ楽章の冬の日のしんしんとした雪を感じさせる音楽はあまり際立たないし、四楽章冒頭も音量が小さめの感はある。
だいぶ昔に録音してなかっただろうか?あるいは今出ているこれが再発なのか。交響詩との組み合わせだった記憶があるのだが。さて何でも振るがゆえに一律性急でそつなく感じるものもある父ヤルヴィのイギリスオケものである。イギリスオケらしくやや冷たく精度と引き換えに熱量が下がり、人工的な振幅の大きい解釈に対してどことなくよそよそしさを感じさせるが、普通の耳からすれば凡百の録音よりよほど感動的なロシア交響曲を楽しむことができるだろう。音のトーンが変わらないのでニ楽章の冬の日のしんしんとした雪を感じさせる音楽はあまり際立たないし、四楽章冒頭も音量が小さめの感はある。