マデルナ指揮ハーグ・レジデンティ管弦楽団(SLS)1967/10/11live
元気溌剌のウェーベルン、というのも違う気がするが音がステレオですこぶる良いので覇気が漲ってきこえるだけだろう。緩徐楽章ではマデルナらしい現代音楽への見識を響きできける。このての音楽は「とにかく新しいものが聞きたい!」という需要にこたえるためにあり、この作品も演奏もその点で、現代の耳からすると半端なところはある。マーラーなのか、コンテンポラリーなのか。後者寄りの鋭敏で繊細な響きの演奏でないと、これだけ明晰でももやもやした印象しか残らないか。
元気溌剌のウェーベルン、というのも違う気がするが音がステレオですこぶる良いので覇気が漲ってきこえるだけだろう。緩徐楽章ではマデルナらしい現代音楽への見識を響きできける。このての音楽は「とにかく新しいものが聞きたい!」という需要にこたえるためにあり、この作品も演奏もその点で、現代の耳からすると半端なところはある。マーラーなのか、コンテンポラリーなのか。後者寄りの鋭敏で繊細な響きの演奏でないと、これだけ明晰でももやもやした印象しか残らないか。