湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

シベリウス:交響曲第5番

2007年01月25日 | シベリウス
チェリビダッケ指揮スウェーデン放送交響楽団(WME:CD-R)1972/1live

音響が綺麗でワグナー的な構築性を強調した演奏ではあるのだが、、、ノれない。多分に録音音質の問題はある。終楽章のクライマックスで音が途切れ途切れになるのはいただけない。録音の問題で無印より上にしようがない。
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ラヴェル:弦楽四重奏曲

2007年01月25日 | ラヴェル
○ボロディン四重奏団(BBC,IMG)1962/8/29live・CD

この団体にしてはものすごく情緒纏綿なかんじの演奏である。この遅速はちょっと調子が悪かったのかもしれない(もっとも後年の演奏でもスピードはそれほど上げられないが)。とくに2楽章の中間部から再現部への複雑なピチカート・アンサンブルが完全に「崩壊」しているところはちょっと驚いた。ラヴェルを得意とする団体とは思えない非常に危険な楽章になっている(パスカルの失敗を思い出した、のるかそるかの一発勝負みたいなところのあるパッセージではある)。カップリングのボロディン2番(とあとショスタコ8番)に比べて妙に人間臭いことは確かで、演奏の完成度で言えばまったく話にならないとはいえ、面白みでいえばずっと上である。私はこのラヴェルは好きだ。無印にする人もいるかもしれないが私は○にしておく。往年の演奏解釈を彷彿とさせる。
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マーラー:歌曲集「さすらう若人の歌」

2007年01月24日 | マーラー
○フォレスター(CA)ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(RCA/BMG)1958/12/28・CD

明るくかっこいい指揮ぶりにそつのない美しい歌いぶりで、かつてのブーレーズの分析的視点から見たマーラー、というような多彩な響きの再現に終始した極めて整理された演奏という印象を受けた。没入はしないが音楽そのものが没入しているようなものなのでこれはこれでいい。「巨人」との関係の深い曲であり素材も共通している部分が多く、共通していない素材はまったくロマン的であり古風だから、マーラーのこの作品ならではの魅力というと、「巨人」に昇華する前の歌詞付の姿が垣間見える点につきるだろう。録音は極めてよいが、一箇所原因不明の瑕疵あり(マスターか)。今回初めてのCD化とのこと。まあ、これを聴いて交響曲の演奏も聴いてみたかった、とはなんとなく思えない。そんな微妙なところもある。
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ミヨー:プロテー組曲

2007年01月24日 | フランス
○モントゥー指揮オケ名不詳(サンフランシスコ交響楽団?)(DA:CD-R)1952/4/19live

元はクローデルのための劇伴音楽で合唱付。1910年代初期ミヨーの「穏健なほうの」作風が同時代のストラヴィンスキーのバレエ作品や前時代のロマン派音楽の香りを嗅ぎながらも、しかし極めて緻密で完成度の高い作品としてあらわれている。映画音楽的に楽しく聞ける牧歌的な音楽ではあるが、浅い曲感をもつ南米的・南部フランス的な民謡編曲作品群にはない、オネゲルに匹敵する鮮やかな技巧的手腕を楽しめる楽曲だ。のちにアメリカ・アカデミズムへ与えた影響の現れ方やヒンデミットとの必然的な交流(第二曲のがちゃがちゃした構造的な音楽はヒンデミットやその影響下にあるもっと「わかりやすい」作曲家の作風を思わせる)などいろいろなことも考えさせられる。しかしミヨーの特に六人組時代に威を張っていた才気がもっともわかりやすい形であらわれた曲であることには変わりはない。

コープランドの円熟期における「丸くなった」作風がいかにミヨーのこのての作品の影響を受けているか、しかし入り組んだ管弦楽法の巧みさはいかに「アンファン・テリブル」コープランドをもってしても上をいかれている気がする。ラヴェルが嫉妬したのもうなずける才能というよりほかない。ただ、作品をよく吟味し選ぶという態度にやや欠けていた(というかオーダーメイドで作曲しすぎた)のが今もって正当な評価を受けられないゆえんだろう。膨大な作品数が邪魔しているのだ、ラヴェルのように容易に全集化できないから、名前の通った作品(おおむね通俗的なもの)以外音源数的にも選びようがない「と思われてしまっている」のが惜しい。「フランス組曲」「プロヴァンス組曲」なんかよりよほど内容も濃く深く楽しめると思うんだけどなあ。あ、モントゥーの弾むリズムと推進力のせいも多分にある。スピーディにこの曲を通して楽しめる演奏だ。録音もこの時代の非正規記録としては悪くはない。ミヨーの複雑晦渋な響きも全体のわかりやすい流れの中に的確に織り込まれ、勘違いして現代性ばかり強調する余りわけのわからない聴感にしてしまう指揮者とは一線を画している。終盤のドラマツルギーはドイツ的な重さを伴うロマンティックな趣があり、これはもうちょっと透明感が欲しい人もいるかもしれないが、高音でポリフォニックに織り交ざる通奏旋律の断片がフランス的な牧歌性を辛うじて保っている。作曲の妙に救われている。最後の締め方ももうちょっと盛り上がりが欲しい気もした。全般楽しめたが、客席反応もそれほどよくはなく(贅沢な客だな)○としておく。おそらくこの安定した音なら既に他レーベルでCD化していてもおかしくはないが、いちおうDAとしておく。
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メシアン:トゥーランガリラ交響曲抜粋

2007年01月23日 | フランス
○ケーゲル指揮ドレスデン・フィル(MORGAN'S:CD-R)1987/10/1live

もうどの楽章のどことかちゃんと調べるのめんどくさいのでまたいつか。だって・・・これのために買ったのに5分35秒しか入ってないんですよ・・・しかもけっこう綺麗な水際立った音で、安定感はあるが鋭いエッジの立った表現はロスバウトに華やかさをあたえたような拡散的というか、風の通るすがすがしい音表現を実現している。この複雑怪奇なのにわかりやすいという困った曲にはこういったさばき方は正解。美しいです。○。ちなみにカップリングの第九4楽章、22分55秒です。なんだこりゃ。20年前のCDか。モーガンズはでも良心的とされている海賊盤レーベル(会員制頒布盤と書いたほうがいい?)なんだよなあ。有名音源でCD化されないものの板起こしとか重宝してる人もいるだろうし。ケーゲルのガーシュインとか。ケーゲルばっかりやないけ!ちなみに第九はちょっとまぬけな感・・・あと自粛。
Comments (2)
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フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番

2007年01月19日 | フランス
○ギレー(Vn)ギャビー・カサドシュ(P)(POLYMUSIC)

端的に言ってフランクのソナタを超複雑化させただけの曲ってことですが(手馴れた感じは寧ろサン・サーンスかもしれない)、ドビュッシー後の香りを感じさせるめまぐるしい移調や不安定で印象派的な旋律線は、ひたすら息の長い(物凄くとりとめのない)旋律をろうろうとかなで続けるヴァイオリンのやはりロマン性に帰結してしまうのだけれども、実は細かい音符が散りばめられたバックのピアノにこそフォーレの特長があらわれているのであり、旋律だけだったら単なるサン・サン時代のロマン派ソナタで終わってしまう可能性すらあっただろう。ギレーはやや音がごり押しな感じがするが憂いある前時代の音色をきかせる。しかし何といってもカサドシュ夫人の胡麻を振るようなパラパラとした音の散りばめかたが美しい。フォーレはやはりピアノの詩人であり、縫い物はピアノでできている。ヴァイオリンはその上におおざっぱに描かれた熊ちゃんの絵柄にすぎない。縫い物の美しさであり、その微細な色調変化にこそ着目すべきであり、おおざっぱな熊ちゃんが好きな人はともかく、おおざっぱすぎて熊にすら見えない可能性のある一般人からすると(確かに一部旋律と展開は非常にインパクトがあるのだが、フォーレとしても常套的である)、ピアノを楽しむ曲であり、カサドシュ夫人のひょっとしたら女性ならではの繊細で緻密な音表現こそが要の演奏と言えるかもしれない。○。
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2007年01月19日 | Weblog
スパム終息した頃だと思うので一時的に開放します。ブログでトラバは今や主機能のひとつと言ってもいいものですしねえ。ただ、またスパムが増えた場合ストップする可能性もあります。事前承認制です。よろしくお願いします。
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フォーレ:弦楽四重奏曲

2007年01月19日 | フランス
○レーヴェングート弦楽四重奏団(VOX)

正直この団体がなぜこんなにもてはやされるのかわからない(マニアに)。フランスのパレナンあたりとだいたい活動は同時期か少し前のような感じで(メンバーチェンジあり)戦後モノラルからステレオ期長く活動した団体であり、スタイルも変動はあるがパレナン同様比較的現代的である。したがって古物マニアに受ける要素というのもあんまりない気がする。この演奏はフォーレの淡い色彩の上で展開されるロマン性、晩年作ならではの結構現代的な音線にハーモニー変化をどぎつく強調することなく、どちらかといえばさらっとした肌触りで仕上げている。しかし二楽章などこの慟哭に近い魅力的な旋律を聞き流させるのはちょっと惜しい。逆に一楽章のような晦渋な楽想にかんしては上手く流し美感を損なわないようにしている。全般あまり特徴的なものはなく、フォーレの中でもドビュッシーら後発組の先鋭的作品群の「あと」に作られた特異な作品であるという点を余りに「強調し無さ過ぎる」がゆえ、もったいない感じ。いずれ精度面で○ではある。音色への好みというところもあるんだろうな。フランス派ならではの音というのは確かにある。
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ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番

2007年01月17日 | ショスタコーヴィチ
○エドリーナ(P)ボロディン四重奏団のメンバー(MELODIYA)1972・CD

かなり「引いた」客観的な演奏で、録音が時代のわりに殆ど50年代モノラルを彷彿とさせるような調子で板起こしのような感じが限りなくする。カップリングのプロコ2番と比べ表現は確かに深化しておりピアノも打鍵が強くしっかりした構築的な演奏として聞くことができる。しかしスケルツォはもっと火花の散るようなアンサンブルが聴きたいし、全般に早いテンポをとるべきところが悉く遅すぎる。客観的な演奏なのに録音のせいでそんなに悪い感じはしないのは皮肉か。ショスタコとしては確かに内容の深みを感じさせるに十分な重厚さを持ち合わせた、そこらへんのあんちゃんにはできないものにはなっている。○。
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プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番

2007年01月17日 | プロコフィエフ
○ボロディン四重奏団(MELODIYA)1958・CD

古い時代のボロディン弦楽四重奏団、即ちまだ名前にstateが入っていたりする音楽院カルテットだったころなわけだが、無難というか、民族色溢れる奏法や解釈といった特徴的なものが殆どないかわりに演奏精度と、演奏精度により損なわれることのないなめらかな音色を確保した演奏とは言うことができる。正直ほとんど惹かれなかったのだが、生で聴いたらよかったのか、アナログだと迫力が違うのか。いちおう○にはしておく。
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ラヴェル:ピアノ三重奏曲

2007年01月17日 | ラヴェル
○ハイフェッツ(Vn)ピアティゴルスキー(Vc)ルービンシュタイン(P)(RCA,BMG)1950/8/28・CD

百万ドルトリオは必ずしもバランスのとれた団体ではない。典型的な一流ソリストによる「話題性先行」の売り方を「アメリカで」された団体で、かつ恐らく史上もっとも恐ろしい高レベルの技巧派ソリストのそろった「一定期間ちゃんと活動した」アンサンブル団体でもある。ロシアの「オレオレ」自己主張ソリストアンサンブルとは違いバラバラ感はなく、当時流行の「トスカニーニ様式」というか、速いテンポでさっさと、力強く進めていくスタイルにのっとって緊密な演奏にはなっているのだが、天性の「魅力」でいけばやはりこの三人には差がある。・・・とどのつまり、ハイフェッツが凄すぎるのだ。もっとも結構アバウトな演奏も行った人であり、現代的な視点からすれば「もうワンテイク」と言われたかもしれないギリギリな場面もあるのだが、そういった点ではルビンシュタインとて同じであり(カップリングのチャイコではてきとうに流すところでは細かい音をごまかしてたりもするがこれはこの録音に限ったことでは無いらしい)、いちばん実直にきっちり弾いているのはピアティゴルスキーなのだが、一方で魅力の点ではピアティゴルスキーがいちばん劣っているといわざるを得ない。音色と迫力の点で物足りなさを感じることしきりであり、ただ、たぶんこれは録音バランスのせいもあると思う。二人の名手に音量バランス的な遠慮がみられるのである。再生機器でチェロを強調してみよう。恐らく決して二人に負けては居まい(勝つこともないだろうが)。ピアノトリオはきほん、アンサンブルというより三人のソリストのバトルといった側面の強い編成である。ラヴェルにおいては三人が機械的に割り振られたフレーズをモザイク状にあてはめていくような、一本で練習するととても寂しい楽曲になってしまうものになっている。ここでは余り得意としていたとは思えないルビンシュタインが意外とリリカルな表現をみせ、スペインふう、ヴィニェスふうの雰囲気を持ち込んでラヴェルにダイレクトに当たる軽い洒落た演奏振りをみせているがやや引き気味でもある。ハイフェッツは雄弁すぎて他を圧倒しすぎ。ピアティゴルスキーは何をやっているのかよくわからなくなるところがあるが弾けてはいるのである。悪くはないが、感動的な曲のはずなのに何も残らない、しいていえばやはりルビンシュタインの表現に尽きるか。○。
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テレビのBGMにグラズノフが!!!

2007年01月13日 | Weblog
しかも私にとって幸福の一曲、「瞑想曲」・・・超名曲ですよ。誰も知らなくても超名曲であることに変わりは無い。憧れに満ちたメロディと簡潔な構成の見事さは余分や晦渋のつきまとうチャイコのヴァイオリン曲なんかより余程(オケ伴奏ではなくピアノ伴奏版がとくに)清清しく美しい。これを弾けば楽器の調子も指の回りもよくなるという魔法の一曲。とてもかんたんです。一箇所だけ音を違えて弾くとまたいいんですけど、これは好みの問題として、テレビ東京「地球浪漫」ラ・マンチャの男を追う、という番組の、何故か図書館のBGMに!


・・・いや、興味のない人にはどうでもいい話。しかしオイストラフも録音しています。
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Anthology of RCO 4 - 1970~1980 遂に発売

2007年01月12日 | Weblog
やっと完結するようです、ACO自主制作ライヴボックスシリーズ。コンドラシンが見逃せない。。

以下前半はタワーからの転載。タワーでは2月28日発売予定です。

Anthology of Royal Concertgebouw Orchestra Vol. 4 - 1970~1980 12277円(税込)

発売日: 2007/02/28
レーベル: RCO Live
組枚数: 14
規格品番: RCO06004

なんといっても特筆すべきは、コンドラシンの初出ものの数々。コンセルトヘボウと組むと、まさに爆発的なエネルギーを湛えた演奏を展開していたコンドラシンの、貴重な録音を聴くことができます。なかでも、様々な情念が渦を巻くショスタコーヴィチの第4番(CD1)に、ロストロポーヴィチとの「ロココの主題による変奏曲」(CD10)は期待を裏切らない出来ばえ。。なんともコンドラシンファン泣かせの演目で、若き日のロストロのチェロも聴き応え充分です。「エン・サガ」(CD3)も、管の迫力に誰しもが思わず身を乗り出してしまうような、ただならぬ雰囲気が漂っています。。[CD12]のジョリヴェのトランペット協奏曲も、不世出の名手、モーリス・アンドレをソリストに迎え、若き日のフルネの爆発ぶりに驚かされます。亡くなる3年前のアンチェルによる協奏曲ものも興味津々です(ワイエンベルクのラフマニノフ・パガニーニバリエーション!)。[コメント提供;(株)キング・インターナショナル]更にベリオやルトスワフスキ自演、オーマンディのシベ7(既出?)、クリップスのウォルトン、ラインスドルフ・アメリンクのベルク、ブールのヴリーメン、コンドラシンのスクリアビン3番(既出?)、ヨッフムのレーガー「セレナーデ」、ジュリーニのブル9.

曲目はタワーのサイトへどうぞ。改行なしで直接リンクか、トップから検索してください。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1445943&GOODS_SORT_CD=102
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チャイコフスキー:序曲1812年

2007年01月11日 | チャイコフスキー
○ユルゲン・ワルター指揮ハンブルグ・プロムジカ交響楽団(MUSIQUE POUR TOUS)LP

ほんとそつないなあ・・・正直無印にしたいところだが、オケのドイツ的な安定感と流麗な棒さばきを買って○にはしておく。
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ボロディン:中央アジアの平原にて

2007年01月11日 | ボロディン
○ユルゲン・ワルター指揮ハンブルグ・プロムジカ交響楽団(MUSIQUE POUR TOUS)LP

この人の持ち味として安定感とリズム処理のよさが挙げられる。更にスマートで手馴れている、とまで書くと曲によるのかもしれないが、この演奏はそういったスタイルにあった曲ということで録音の問題はあるにせよ安心して聞き流せる。だったん人のほうが曲的にも盛り上がるし、同曲ならではの印象派的な描写性がリアルなドイツオケの音で損なわれている感もなきにしもあらず。
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