湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

レスピーギ:グレゴリオ聖歌風協奏曲

2013年06月03日 | その他ラテン諸国
リヒャルツ(Vn)ヘーガー指揮ベルリン市立管弦楽団(DG)1943/4/17

大戦中のドイツ録音群のひとつだが、録音はこもりがちでイマイチ。同曲の透明感が損なわれている分、ディーリアスの協奏曲に似た印象をもたせる。とにかく長い曲なので単一楽章のディーリアスとは比べられないし、民謡旋律としつこい半音階からなるあの独特の音楽とは異なるのだが、いずれも技巧的な面がそれほど目立たず、響きに重量感がある場面が多く、それがドイツ風の演奏によっていっそう強調された結果似ているように感じさせるのだろう。ソリストには特筆すべきところはない。バックオケはそれなりにやっている。録音マイナス無印。
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