湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ソーゲ:組曲「パリの風景」

2016年04月20日 | Weblog
ジュネス・ミュジカル・フランス、ル・コント指揮Ortf(fbro)バレエというかシアターミュージックぽい。パリの風物を標題にもつ小曲を集めて、平明で世俗的で何の工夫もないパノラマを展開。普通の人は好きだと思う。演奏は個性的ではないが現代的にそつがない
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バライネ:ピアノと打楽器のための変奏曲

2016年04月20日 | Weblog
マルティーニ指揮Ortf(fbro)デュカスに薫陶を受けた戦後派。ビブラフォンの震える響きから始まりおっさすが現代的と思ったらピアノがとつとつと現れ、叙情的な旋律を。打楽器はそれを邪魔せずに絡んでゆく。なんとも中途半端。
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ドビュッシー:歌劇「アッシャー家の崩壊」より前奏曲、第一幕、第二幕(ブリン編曲)

2016年04月20日 | Weblog
プレートル指揮モンテカルロフィル他(EMI)一部を除きイメージ通りのドビュッシー風にまとめており果たしてこれがドビュッシーの求めたものかと思うところあり。演奏歌唱は明朗で引っかかりはない。
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ジョリヴェ:兵士の三つの訴え

2016年04月20日 | Weblog
ベルナック(b)ミュンシュ指揮パリ音楽院管(cascavelle)1943,44らしいオリエンタルな部分が残るが、歌曲ということもあって平易な旋律があり、この時期のジョリヴェの心情を反映した内省的な音楽となっている。オケやや控え目過ぎるか
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ストラヴィンスキー:バーゼル協奏曲(弦楽のための協奏曲)

2016年04月20日 | Weblog
デゾルミエール指揮ORTF(ina)live引き締まった演奏で、音も硬質、アタックが強い。薄いノイズが入り続けるのが残念。新古典時代のストラヴィンスキーらしい、殆どリズムと構造だけで出来た曲だが耳馴染みは良い。
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バルトーク:ディヴェルティメント

2016年04月20日 | Weblog
デゾルミエール指揮ORTF(ina)音の汚れも厭わずひたすら強く発音させ、突き進む。起伏というかメリハリがないようにも感じたがモノラルで立体感のない録音のせいかもしれない。ライブなりの乱れも含めて気を煽るところはありブラヴォがとぶ。
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ラヴェル:ピアノ協奏曲

2016年04月20日 | Weblog
ニコレ・アンリオ・シュヴァイツアー(p)ミトロプーロス指揮NYP19531129(nickson)冒頭から異常な迫力で突き進むソリストにオケが完全にズレるという事態。管楽器ミスだらけ。味も何もなく両端楽章のスピードはライブならではの感興を呼んでいる。
(結婚前のニコレ・アンリオでもわかりやすさを優先してここでは「シュヴァイツァー」の名字をつけています)
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ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番

2016年04月20日 | Weblog
ロストロポーヴィチ、ヴェンゲーロフ、ウリアーシュ1998live、フェスティバルの一夜。生前の作曲家から氏が託されたイベントの実現。疲労か体調的な問題なのか、紛れもない氏の音なのだが、苦しい部分が多々。ヴェンゲーロフは圧倒的
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ドビュッシー:弦楽四重奏曲

2016年04月20日 | Weblog
プロ・アルテ四重奏団(biddulph)復刻が良くない。細かい音が聴こえず弾けていないように聴こえる。低音もスッパリ抜けたような感じで違和感を覚える。音色がわからない。同曲は古い楽団は気を煽る解釈を施している場合が多い。これは表情付けが面白い
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ラヴェル:弦楽四重奏曲

2016年04月20日 | Weblog
○プロ・アルテ四重奏団(biddulph他)危なっかしいところが無きにしもあらず、でも所謂オールドスタイルで、ラヴェル作品として許されない部分はわきまえたうえで、メロディラインの扱いやアンサンブルの自在さが楽しめる。四楽章すごい。刻みがキレキレだが、それよりもすごいのはパッチワークのように継ぎ接ぎされたメロディラインをしっかり繋げて、歌う歌う。大きな流れ。こういうのが理想の歌い方だ。上手かったらこういうのやりたかったのになあ。もう無理。惜しむらくは録音ないし復刻の悪さ。
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ホルスト:交響曲(未完)〜スケルツォ

2016年04月20日 | Weblog
ボストック指揮ミュンヘン交響楽団(sc)おおまかには親友のヴォーン・ウィリアムズのアグレッシヴなほうの作風に近いが、オーケストラの鳴らし方、とくにブラスの扱いの巧さが光る。惑星より古典的だけど多彩な響きは聴かれる。補筆してるのかな
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フォーレ:弦楽四重奏曲

2016年04月20日 | Weblog
プロ・アルテ四重奏団(biddulph)この楽団にしては表情を変えることなく素直だ。慎ましやかさを再現させるのに適切な表現。旋法の導入や半音階的な動き、時折の新鮮な響き、時代性を感じさせる折衷性が現れるが、終始静かで内省的な白鳥の歌。
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サティ:梨の形をした三つの小品(デゾルミエール管弦楽編曲)

2016年04月20日 | Weblog
(ina)デゾルミエール指揮ORTFライブ、編曲が上手すぎてサティに聴こえないのはともかく、作曲家直伝?ということで歴史的価値がある。三つの小品に四曲加えて七曲、サティが楽章ごとに様式を違えているのがよくわかる。
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サティ:ヴェクサシオン

2016年04月20日 | Weblog
ダルベルト(P)(erato)言うまでもなく抜粋。同曲には74分録音なんてのもあるが言うまでもなく抜粋。宗教的な趣のある曲で、サティの意図(してるかどうかわからないが)が非常によく伝わってくる。繰り返しの繰り返しが繰り返しに聴こえないほど見事に連環
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サティ:家具の音楽

2016年04月20日 | Weblog
M.コンスタン指揮アルス・ノヴァ合奏団(erato)1980/2・CD

この曲は通常三曲とされるが、実際は5曲を数え、現在何故か2曲は欠品扱いで順番も違えてある。ここには三曲のバージョンがミヨーのアンサンブル編曲によりしつらえられている。

ソクラートのための習作が二曲(2.鋼鉄の壁紙、3.音のタイル張り舗道)、マックス・ジャコブのための幕間音楽が二曲(トマ、サン・サーンスの素材による「二つの家具の音楽(ビストロにて、サロン)」実演のための)、ユージン・メイヤー婦人のための幕間音楽(1.県知事室の壁紙)が一曲、5曲。(「猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ」が初めに入れられることもある)

このうちソクラートの初期の素材による部分が重要視されるが、実演されたのはジャコブのための二曲であり、サティが一方的に遺恨を持っていたからとも言われるが世俗的で「傾聴されない音楽」として、トマとサン・サーンスが使われたと推測されている。そもそもジャコブの会であり、しかしまあ私も含めて家具の音楽を「それ以外」で認識してしまっている以上、感想は以下になる。サティのコンセプトに同意する者はミヨーしかおらず、人によってはそのコンセプト自体けして新しいものでもないともいう(音楽のBGM化)。サティの意図はもっとダダ寄りだったのではないかとする人もいる。会場で家具の音楽の発注を受け付けており、さしずめ家具のオーダーメイドといったサティらしい発想先行のものだったのだろう。「サロン」を聴くと「わかりやすいパラードの主題」といった代物で、堅い鳴らし方や和声の一部はサティだが、ほとんど学生の提出作品的で、しかも主題はサン・サンなのである。

〜ミヨーと共謀した「BGM」の実験は失敗に終わったが、プープカプープカやられればそりゃ聴いてしまうだろう。ヴェクサシオンのようにピアノ一台で音の連環を聴かせるのが適切だったと思うのだが。
Comments (12)
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