湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ベルク:ヴァイオリン協奏曲

2017年06月20日 | Weblog
オドノポソフ(Vn)ギブソン指揮ORTF(ina配信)録音日不明

非常に落ち着いている。猛烈さや迫力はもはやなくボウイングも滑らかでないところがあるが、無為の中に思索的な雰囲気を漂わせ響きは厚いものの抽象的な美しさを志向している(とはいえしっかり十二音音楽として聴かせることはしておらずそこは独特)。ギブソンORTFは納得だがオドノポソフとしては意外なところもある。敢えてウィーン風にかかれたワルツも抽象度が高く、平板で力強さのないのが残念ではあるが、ドイツ的な重く堅苦しい響きにも、ロマンティックな情念の蟠りから開放されたかのような、音楽そのものの魅力のみ提示していく、時に教会音楽(パイプオルガン)のような響きの中に断片的な感傷を投げていく。時代的にもまだまだ主観的演奏の範疇であるとは思うが、ベルクの同曲を客観視して聴ける点で面白いバランスをもっており、オドノポソフとギブソンのイギリス音楽的なセッションというような、浮遊感ある柔らかい世界に魅了された。ロマンティックはロマンティックだが、雰囲気音楽的なロマンだ。ステレオでおおむね良好な録音。ブラヴォなしの拍手のみ、温かい雰囲気。
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☆ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲

2017年06月20日 | Weblog
○クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団(EMI)1962/3,5・CD

フィルハーモニアの精妙なひびきが楽しめる。1楽章、3楽章のリズムの饗宴がクレンペラーにしては明瞭で前進性が有り耳を惹くが、2楽章の木管、ハープの幻想的なひびきがすばらしい。ドビュッシーを思い起こす、もしくは初期ストラヴィンスキーを。音響操作のすばらしさは特筆しておくべきだろう。クレンペラーの響きの感覚は確かだ。重みの有る音響も重ったるくはならず迫力がある。クレンペラーのストラヴィンスキーにはあまりいい印象はなかったが、水準以上のものにはなっている。機会があればお試しあれ。○ひとつ。

※2004年以前の記事です
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バラキレフ:交響詩「タマーラ」

2017年06月20日 | Weblog
アンゲルブレシュト指揮ORTF(ina配信)1958/11/20シャンゼリゼlive 放送

ディアギレフがバレエに取り上げたことからこの日のフランス・プログラムのメインとして演奏されたもの。20分以上の大作である。カフカスの民謡採取からオリエンタリズムの香り高い音楽に至る、五人組の宗主として代表作のひとつとなりリムスキーらへの影響を与えたとされている。一夜の物語として緩急緩の構成をもち、そのあたりも五人組とその側に位置したリストとは、書法上のこともふくめ近いところにあり、グラズノフに隔世的に受け継がれた西欧折衷派的ながっちりした構成感、洗練された(手堅い)管弦楽法は、東洋的あるいは民族的主題の導入の影にかくれて見えづらいが、グリンカから後代の橋渡しともなったと思われる。そういう曲にアンゲルブレシュトは適性を示す。派手にシンバルを打ち鳴らしドカンドカンとやる一方で木管、弦の波打つ音形をしめやかに雰囲気作りとして流し、どぎつい音色を避け技巧的瑕疵を生じさせることなく美観を保つ。一本調子なところはあり、楽想的にコントラストを強くつけてシェヘラザード的な旋律は際立って艶かしく聴かせるとか、構造的なところはドイツ的に重く聴かせるのではなく、全体としてひたすら変化しない派手な音楽に仕立てているから、フランスの演奏だなあ、クーチカの音楽の肝心な魅力は損なわれてると思うところもある。アンゲルブレシュトはロシア音楽も得意としていたがプログラムとしてはめずらしい。リムスキーというよりは、むしろボロディンのイーゴリ公的な音楽になっている。モノラル良録音。(ina.fr PHD89036093)
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ドビュッシー:スコットランド行進曲(管弦楽編)

2017年06月20日 | Weblog
アンゲルブレシュト指揮ORTF(ina配信)1958/11/20シャンゼリゼlive 放送

とにかく元気な演奏。ドビュッシーの前期作品なので筋肉質に、ドガシャーンとやって良いのだ。アンゲルブレシュトは曲の意図にしたがい、行進曲らしい行進曲ではないのだが、民謡主題による管弦楽曲としてよく盛り立てて、正攻法にくみたてている。モノラル良録音。(ina.fr PHD89036093)
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プーランク:田園コンセール

2017年06月19日 | Weblog
作曲家(P)アンゲルブレシュト指揮ORTF(ina配信)1958/11/20シャンゼリゼlive 放送

オケが鈍重で構築的過ぎる。こんな力感と壮大さを持ったプーランクの(ハレの方の)音楽の演奏はあまり聞いたことがない。強弱の弱がイマイチ、録音バランスの問題もあると思うが、プーランクがこのときは調子良く流れるように長大なメロディにコードの綾を付けてのりまくっているというのに(ヴィニェスの弟子、メイエル同門のプーランクは本来はバリ弾きのタイプのはずだが、戦後録音になると肩肘張って指がうまく回らなかったり強い音を倍音響かせて鳴らせなかったりする記録が多く思う)、アンゲルブレシュトの「型を作って進行させてゆく」方法は、プーランクの非構造的で数珠つなぎの旋律音楽(まあ演奏するのが好きな人はいるんだろうか、いるんだろうが)にはそぐわないというか、一楽章のはじめの方から、特に剥き出しの管楽ソロがピアノのスピードについていけなかったり、テンポのズレはオケとしても散発してしまっている。アンゲルブレシュトの強引さ、分厚い響きがムリヤリ聴かせてくれるところもあるから、この種のプーランクの「軽々しい音楽」を好まない向きには勧められる。私はもっとプーランクのソロのエスプリ、間断のない爽快な弾きっぷりを愉しみたかったが、録音なので聴こえないところはあっても仕方ない。ブラヴォの飛ぶ終演。(ina.fr PHD89036093)
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バロー:弦楽オーケストラのための交響曲(1955-56)

2017年06月19日 | Weblog
アンゲルブレシュト指揮ORTF(ina配信)1958/11/20シャンゼリゼlive 放送

終始やかましい焦燥感に満ちた時代を感じさせる曲で、オネゲルほどの多彩さのない響きや骨太の構造の単純さがある意味ききやすくはある。長さや構成はオネゲルの交響曲並みなのだが。力感にみちた演奏は肉感的でもあり、アンゲルブレシュトらしくない印象も受けるがこの人は戦前からグリーグだの何だの色々と録音演奏してきた人で、ドビュッシーとその周辺だけが本領でもない。フィデリオ全曲の放送録音も配信されているが、野太い音で偉大な音楽をくわだてることにも秀でていた。室内合奏曲であっても印象としてははっきり交響曲である。規模の大きな曲を構成的にしっかりさばくのみならず、「規模の大きいように」演奏することができた。反面、次の演目のプーランクなど冒頭でスピードが遅く(というよりプーランクに即興でつけられず)ズレてしまうなど、マイナス面もまたはっきりした指揮者である。エスプリ系の得意な人ではない。オケの機能性のなさでもあるのだが。優秀なモノラル録音。(ina.fr PHD89036093)
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☆ブルックナー:交響曲第9番

2017年06月19日 | ドイツ・オーストリア
○ワルター指揮ウィーン・フィル(serenade:CD-R)1953/8/20live

録音はややエッジが立ちすぎてウィーンの音を消している感もあるがこんなものか。このての発掘ライヴ音源には、50年代であってもぼろぼろの音質は仕方ない。むしろよくこんなに分離を明確にできたものだと思う。ヘッドフォンは辛いのでスピーカーで聞きましょう。

まだ壮年期ライヴらしい濃さをのっけから繰り出している演奏で、一音一音にこんなに意味を篭めなくてもいいのに、という弦の異様なフレージング、意思的な音楽の進め方は他のライヴ同様である。全楽章トーンは一緒であり、とにかく濃さが重さとなり、「押し」はあっても「引き」がないだけに3楽章の最後まで聞きとおすのは私でも辛い。改訂版に慣れていないと恐らく聞き込むのは無理である。体調のいいときにどうぞ。ワルターファンだけ必聴。ワルターライヴならではの色を聞くという意味で○。ウィーンである必然性は感じない。

※2007年の記事です
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☆ラフマニノフ:交響曲第3番

2017年06月19日 | ラフマニノフ
〇ザンデルリンク指揮NDR交響楽団(DON INDUSTRIALE:CD-R)ハンブルグ1994/5LIVE

あきらかにエアチェックモノ。音が悪い。篭りまくりで伸びがないからただでさえがっしりして無骨で重いザンデルリンク解釈の欠点が強調されてしまう。もっとも明るい主題と夢見るようなうつろいが晩年の無駄のない書法とあいまって、ともするとただここには歌だけがあり、あっさり流れ過ぎて何も残らなくなりがちなこの曲、そういったところが無く、ドイツふうに重厚なブラスと、現代的な不協和要素を剥き出しにしてしっかりした構成感のもとに組み上げていく、まるで初期シベリウスかウィーン世紀末かというような、静かで硬質な響きはコタンの境地に近いながらもアバンギャルドさのほうが印象に残る。レニフィル時代ではこうはいかなかったろう。木管ソロの繊細で美しい音も特記しておきたい。弦の(ひびきにおいてのみの)感傷性も含めこのへんはロシア流儀の残照かもしれない。二楽章、がっしりしたフォルムにそぐわないこのなめらかな優しさがザンデルリンクの特質だ。旋律に固執しないところなどロシアっぽくないし、音響の組み立てかたが明らかにドイツ的であるもののそういうところに違和感など少しとてなく、強いて言えば国民楽派から一歩抜け出たグリエールあたりを洗練させたような臭いはする。むろん重厚で懐深い解釈のせいだ。ロシアらしさを象徴する生臭さは皆無である。三楽章は躍動感に欠けるが重々しく迫力はある。見栄を切るようなことをしないからちょっと旋律がもったいない気もするがそれも解釈だ。そんなところよりラフマニノフが得意とした構造的な書法をしっかり聞かせるほうに集中している。終盤になりやっとドライブがかかってくるが、主題回帰でまた一歩引いた客観性をみせるのがうーん、歯痒いがこれも解釈だ。心なしかラフマニノフのワグナー性を法悦的なテンポ表現により引き出そうとしているのではないかという気さえしてくる。にわかなコーダも依然重く最後戸惑ったような拍手のバラバラ具合にもこの解釈のよさが伝わりにくいところにあったことがわかる。二楽章が聞きものなので、録音最悪だけどオマケで〇としておく。ステレオ。
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ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第2番

2017年06月19日 | Weblog
ベートーヴェン四重奏団(放送)live

ペテルブルグ放送音源がwebで聴ける。演奏日は不明だが既出盤の気がする。放送ノイズが入るものの生々しく目の前で汗を飛び散らせて演奏されているように錯覚させる非常に良いステレオ録音。初演団体で演奏はすさまじく、各楽想の描き分けが非常に激しい。冒頭こそ1番を思わせる清明で民謡ふうと思いきや、形式感はすぐに瓦解し後作の先駆となる内面を直視し技法追及を二の次とする独自のカルテットの世界を形成している。そのような曲なので(第二次大戦末期の完成)分裂症的な表現の峻厳さがさらに誇張され叩きつけられてびくっとさせられたり、ファーストヴァイオリンがえんえんとつぶやき続ける悲歌的フレーズの脊髄をわしづかみにされるような思いに、4本の楽器しかないのに交響曲的な巨大な音楽空間を作り出し、それはもちろんこの楽団ならではの同時代性でもあろう、アレグロで盛り上がりつつも割り切れない和声のうちに暗い炎を燃やす終演後には盛大な拍手が贈られる。ショスタコの内面に鬱屈する情念が爆発したような、それを審神者として表した楽団に拍手。周到な準備があったであろう、演奏瑕疵は皆無。
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ショスタコーヴィチ:交響曲第6番

2017年06月19日 | Weblog
コンドラシン指揮イスラエル・フィル(IPO)1980/4・CD

拍手も環境ノイズもないが恐らくライヴ。精度的にそんな感じがする。録音は良いとは言えないステレオ。演奏的にはオケの限界が出ている。流石に弦楽器はそこそこやっているが木管などロシア式の要求に応えられないパワー不足を感じる。全般無難なレベルにおさまり、あっさり聞き流せてしまい、録音レベルの低さもあって迫力がなく、小粒にまとまった印象だ。コンドラシンにはライヴ含めると異様な数の同曲録音があり、その中でこれを取り立てて聴く必要はあるまい。各パートのくっきりしたアメリカオケや力強いコンセルトヘボウを取ったほうがいいだろう。曲の魅力として三楽章は楽しいが、楽しんで良い曲なのかどうか。苦悩のようなもののなさも気になる。
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プフィッナー:交響曲ハ調

2017年06月18日 | Weblog
ベーム指揮シュターツカペレ・ドレスデン(warner)1940・CD

およそこの曲の往年の録音はベームのものしか見つからない。ベーム自身正規録音をいくつも残しているがこれは最も聞かれる録音か。ただ、最新復刻CDを聴いても音はきつい。ドイツで正規セッション録音ならこの時期にはすでに優秀な音質のものが残っているが、大抵は同時代のどの国のものとも同じ、むしろ30年代より退化したかのような疲弊したノイジーな音で、それはオケそのものにも言えることである。ドレスデンという土地柄もあって先取の気運は余りなかったのか、、、時勢柄か、ほぼ同時代のドイツの大物作曲家の作品であっても、空疎な音楽に聴こえる。音は鄙びている。ブルックナーを思わせる非常に親しみやすい旋律から始まるが、三部に別れるも繋がったほぼ単一楽章の僅か15分、凝縮し変化を明瞭に見せて常套的に三部にて盛り上がりを作るよう構成できるアーチ構造の曲でありながら、ベームは突き放したように、フォルテならフォルテ、ピアノならピアノとただ譜面のままにやらせているような感があり、オケにもそれに逆らうというか、この末期ロマン派交響曲をロマンティックに盛り立てようという威勢のよいところは感じられず、ただ即物的に処理している。というかこの音では何とも言えないか。ドヴォルザークとかそのへんの時代で止まってしまったような曲なので、曲自体はおすすめです。
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ドビュッシー:スコットランド行進曲(管弦楽編)

2017年06月17日 | Weblog
アンゲルブレシュト指揮パドルー管弦楽団(pathe/SLS他)1929-30

アンゲルブレシュト最初期の録音でドビュッシーのオーソリティとして既に名の知れた頃のものであるが、芸風は理知的に組み立てる片鱗こそ現れているものの、かなり情緒的で、オケや録音制約のせいでもあるのだが、リズムの切れた民謡パセージ(初の依属作品でもあり、当時知られていた所謂ケルト民謡からかなり生の素材を取ってきていることは確かだと思われる)でははつらつとやっているが、それは律せられたというふうはなく進行上やっているといったような感じがし、まだ初期の作風を残すロマンティックな流れでは明るく軽い響きのまままるでロシア音楽のような盛り上がりを作ろうとしていて、弦などグダグダになってしまっている。
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☆ドビュッシー:三つの交響的エスキース「海」

2017年06月17日 | ドビュッシー
○アンセルメ指揮ハンガリー国立交響楽団(放送)1965/9/20live

ヴァイオリンに雑味が多いのが気になるが、総じては技巧にすぐれアンセルメの数学的な指示をしっかり水際立った表現で音にしている。内声がよく聴こえて立体的に楽しめる。リズムのキレがよく(リズム感は普通)、ライブなりのスピード感であったり、客観的に整えるスタイルからはみ出たところは楽しい。無闇に熱狂はしないが、音響的な美しさもふくめ、これもまた海のひとつのすぐれた表現であろう。○。

※2014/2/6の記事です。音盤化したと思います。
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☆エルガー:行進曲「威風堂々」第1番

2017年06月16日 | イギリス
◎ケーゲル指揮ドレスデン・フィル(delta)CD

ケーゲルの好戦的な一面が非常に出た演奏。冷徹客観的な演奏も数多いが、ここではまるで表現主義的である。エキセントリックな変化をつけた演奏ぶり、鉈で次々と切り裂いていくような音表現はまさにケーゲルの魅力そのものである。極端に速いテンポでつんのめり気味に始まる序奏部はまるで機関銃で撃たれるようだ(再現部でも同様)。いきなりテンポダウンしての主部、まるで旧東側の行進そのものを見るような、ノリとかそういうものよりもびしっと揃ってみせるのが行進曲だ、とでも言いたげな、ノーブルさとはかけ離れた表現である。ディジタルなテンポ変化は主旋律の中でも極端につけられている。歌謡的な第二主題もドラムが強くブラスの開放的な旋律表現は憂愁とかそういったものは全く感じさせずひたすら偉容だけを見せ付ける。まあ、ケーゲルの魅力はこの短い曲で全てわかるし、これが極致でもあるので、この範囲内で面白みを見出せそうにないならケーゲルは聴かないほうがいい。コーダの急激なアッチェランドもケーゲルならではの無理を押し通したような表現で、うーん、やっぱりおかしいけど、面白い。◎。

※2008/1/24の記事です
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☆バーンスタイン:キャンディード序曲

2017年06月16日 | アメリカ
○コープランド指揮BBC交響楽団(DA:CD-R)1975/9/16live

コープランド得意な分野の音楽であり(バンスタが「得意な分野のオトコ」という意味ではない)透明感を保ちつつ派手めの響きでライヴ感ある演奏を繰り広げている。この人は客観的な指揮ぶりが有名だがこれは楽しい雰囲気になっており、BBC交響楽団の硬質な音とピタリ相性がいいこともあって、拍手喝采の終演になっている。○。

※2008/10/7の記事です
Comments (4)
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