りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

一般病室。

2010-03-17 | Weblog
昨日、親父から携帯に電話。

祖母が集中治療室から一般病室に移ったという。
一瞬、自分の耳を疑った。
しかし親父の話の内容を聞く限り、事実のようだ。

なんという生命力だろう。

まだ詳しい話を担当の医師からは聞いていないが、
約一ヶ月前の医師の話ならば、もう一週間ももたないような説明だった。

おばあちゃん・・・あなたって人は、どうしてそんなに強いんだ。
これほどまでに強い人間に、僕は出逢ったことがない。
親父の電話を耳にしながら、僕は不覚にも鼻の奥がキュンとして、
目頭が熱くなってしまった。

しかし、ここは冷静に考えなければいけない。
おそらく祖母は、快復しはじめたから一般病室に移されたわけではないのだろう。
実際、今も喉の気道を切開して、そこに人工呼吸器を直接挿入している。
それ以外に祖母が呼吸をする手段は、もう、ない。
だから、これ以上の快復は見込めないのだ。

ただ、直接喉に機械を挿入したおかげで、声は出せなくとも意識は戻った。
おぼろげながら、家族の顔は認識できるようだ。
先日の日曜日も弟家族が見舞いに行った際に、弟の子どもで、祖母が一番可愛がっている
1歳半のひ孫の写真を見せたら、おだやかに目を細めたそうだ。

今までは集中治療室だったので、子どもたち、つまり祖母のひ孫たちは入室できなかったが、
これからは一般病室なので、ひ孫たちも見舞いに行ける。
祖母が溺愛している一番末の1歳半のひ孫も会える。
本心を言えば、もうひ孫たちはたぶん、会えないだろうと思っていたので、素直に嬉しい。

しかし、今の祖母の姿は、子どもたちが知っている祖母の姿ではない。
特に喉元に突き刺さっている人工呼吸器は、大人の僕らが見ても痛々しく見えるのだから、
子どもたちが目にすれば、もっと強い衝撃を受けるに違いない。
だけど、うちの子どもたちも、近いうちに祖母に会わせたい。
でもその前に、今のおばあちゃんの状態を、10歳や6歳の子どもにも理解できるように
説明しておかないと・・・。

ここ数日、胃が痛い。
春は、もう、すぐそこまで来ているのに。。。。

がんばれ!りきる!!
がんばれ!おばあちゃん!!!

コメント
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