昨日の午後、取引業者の元へ出かけた。
ちょっと時間が空いたので、海に寄った。
台風一過ということもあって少し濁ってはいたが、
これから満ち潮になろうとしている潮騒の音は
僕の鼓膜に心地よく響いた。
潮風が頬を撫でる。
空も澄みきっていた。
ブルーの絵の具を斑なく塗ったような、青。
水平線に目をやると、はるか彼方にあるはずの
四国山脈が、間近に見えた。
誰も、いない。
何も、ない。
高い空と優しい潮風と防波堤の上の中年男。
ほんの一瞬、忙しい日常を忘れてたたずんだ、
晩夏の海。
ちょっと時間が空いたので、海に寄った。
台風一過ということもあって少し濁ってはいたが、
これから満ち潮になろうとしている潮騒の音は
僕の鼓膜に心地よく響いた。
潮風が頬を撫でる。
空も澄みきっていた。
ブルーの絵の具を斑なく塗ったような、青。
水平線に目をやると、はるか彼方にあるはずの
四国山脈が、間近に見えた。
誰も、いない。
何も、ない。
高い空と優しい潮風と防波堤の上の中年男。
ほんの一瞬、忙しい日常を忘れてたたずんだ、
晩夏の海。