林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

磐越の風 勝田の風 2.

2014-07-30 | 鉄道・旅行
 2.週末パスの旅-企画と敗北

SLばんえつ物語は快速扱いで、乗車券のほかに普通席なら指定席料金、
グリーン車ならグリーン料金を加算するだけで乗ることが出来る。
しかし新潟や会津若松までは普通列車ではアクセスすることは不可能だし、
ただ、SLばんえつ物語に乗るだけでは収穫が少ない。
そこでJR東日本の企画切符の“週末パス”を利用することにした。
“週末パス”は主にJR東日本管区の南半分をフリーエリアとして、
快速を含む普通列車の自由席に2日間乗り放題の週末限定切符で、
さらにJR東日本だけではなく、提携する富士急行、山形鉄道、
鹿島臨海鉄道、しなの鉄道、北越急行、ひたちなか海浜鉄道、上田電鉄、
伊豆急行、福島交通、長野電鉄、会津鉄道、阿武隈急行、アルピコ交通にも乗り放題になる。
また、新幹線を含む特急にも特急券を追加すれば乗車することが出来る。
これはかつての“土日きっぷ”の代わりに誕生した企画切符である。
“土日きっぷ”は週末の土日に特急を含むJR東日本管区の南半分に乗り放題になり、
さらに指定席も4回まで取ることが出来ると云うものだった。
以前はこれを使って土日に日帰り旅行を企画する、0泊2日の旅によく行った。
日帰りなので距離は制限されるが、もともとフリーエリアが限られているため、
車両取材のみで行動するには日帰りでも十分だ。
それに2日間で全く違う方面に出掛けた方が収穫も多い。
“土日きっぷ”だけでいろいろなところに出掛けたが、
“週末パス”は運賃のみ有効になるため、別途特急券の購入が必要である。
そこで土日のうち1日はSLばんえつ物語の旅を楽しみ、
残りの1日は全く別の企画を考えようと思った。
“週末パス”のフリーエリアの中で云ってみたいところは、
以前“パワフル×スマイルちばフリーパス”を使った旅で行く予定だったが、
予定になかった久留里線に乗車してしまったために取材を飛ばした、
鹿島線佐原駅と鹿島神宮駅の取材をしたい。
さらにこれまで何回か乗ろうと企画をしながら実現出来なかった、
ひたちなか海浜鉄道の取材と完乗もやってみたい。
そこで鹿島神宮駅取材のあと、鹿島臨海鉄道に乗ってそのまま水戸まで行き、
勝田でひたちなか海浜鉄道の取材を決行、
帰りはE657系充当の「スーパーひたち」若しくは「フレッシュひたち」で帰京する。
E657系も車両取材が済んでいないので、ここで実現しようと思った。
予定日を11月9日土曜日と10日日曜日に決め、
その1ヶ月前となる10月9日水曜日に仕事の帰りに津田沼駅で下車、
みどりの窓口で取り敢えずSLばんえつ物語のグリーン席の空席状況を調べて貰った。
しかしこの日は行きも帰りも全て満席だった。
とほほ…。
翌日、10月10日木曜日も再びみどりの窓口に行き、空席状況を調べて貰ったら、
11月10日日曜日の帰りのB席ならひとつだけ空いていますとのこと。
SLばんえつ物語のグリーン車は1+2の座席配列になっており、
A席が一人掛け、B席、C席が二人掛けになり、B席はその通路側になる。
せっかく取れたグリーン席だが、やはり観光列車なので窓際はキープしたい。
そこで今回はこのB席は断り、SLばんえつ物語の旅は断念することにした。
コメント
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