rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

バルト三国のラトビア共和国

2012-09-15 22:29:22 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」バルト海に面したラトビアの緑と水辺の美しい首都リガ。
ソ連から独立して20年が経ち、EUに加盟し、自由資本主義が浸透してきたかのように見える。

では、グルメ。
”ビーツの冷製スープ”は、鮮やかなピンクの色。
酢漬けのビーツとラディッシュやディルなどとヨーグルトにサワークリ-ムなどを加えた、爽やかな酸味とまろやかさのあるスープ。
”ズィルニ”は、角切りベーコン・タマネギ・茹でた黒豆を炒めた、なんとなく日本の御節の遠い親戚のようなもの。
新年に食べる料理で、残した豆の数だけ涙を流すから、残さずに食べるとよい。
人の感覚には、どこか万国共通なものが通っているのか、それとも、人の交易や民族の流れなどで、文化風習が伝わり似ることがあるのか、感慨深いものがある。

リガから電車で東に1時間、森と丘に囲まれた3つの城のあるシグルダ。
シグルダ城は、13世紀に建てられ、18世紀の戦いで壊れてしまった。
シグルダ新城は、19世紀に建てられ市民の憩いの場になっている。
トライダ城は、赤レンガ造りの城では、周りの木々の緑に映えて美しい。

リガは、琥珀の産地。
琥珀を使ったスパがあり、琥珀には肌の肌理を整える効果があるのでパウダーを入れて入浴し、琥珀のボールでマッサージをする琥珀尽くし。

”ステンダース”は、天然素材の石鹸の専門店。
コーンフラワーは、ヤグルマギクのこと。
綺麗なブルーサファイア色の花色そのままの美しい石鹸。
この店の石鹸は、色とりどり鮮やかで、宝石のような石鹸だ。

”マヤス・デコ”は、ハンドメイドテキスタイルの店。
リネンにラトビアの伝統模様を、手彫りの木版でプリントしている。
その伝統模様は、ラトビアの民族衣装から採っているということだ。

長い間、強国に支配されてきたラトビア。
美しい国土に恵まれ、豊かなように見える国。
いくつもの民族や人種が共存する国にはありがちの、諸々の問題を孕んでいる。
どうかこの国が、もう二度と他国の支配を受けず、国民が寛容の心持で穏やかに過ごしていけるようにと願うのであった。