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アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

にじいろジーン版ジェノバ

2012-09-08 12:00:42 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」イタリアの港町でコロンブスの故郷、ジェノバ。

早速、グルメ。
フォカッチャは、イタリアのファストフード。
ジェノバ風フォカッチャの”フォカッチャ・ディ・レッコ”は、イーストを加えない薄くのばしたピザの生地でストラッキーノチーズをサンドし、空気穴を上面に開け、オリーブオイルを垂らしてこんがりと焼く。
パリッとした生地にとろ~りもちもちのチーズが美味しそう。
ジェノネーゼは、ジェノバ発祥のバジルとニンニク・松の実・オリーブオイル・チーズで作ったソースを合えたパスタのこと。
しかし、”トロフィニ・アル・ペスト”は、短い生パスタを使った、ジェノバだけで食べられるパスタ。
これももっちりとした食感で、日本人好みかも。
”パンソッティ”は、胡桃ソースのパスタ。
野菜のペーストが入ったラビオリを、すり潰した胡桃とバジルにオリーブオイル・ミルク・チーズで作った胡桃ソースで合えたもの。
胡桃の香ばしさとほの甘いミルクの入ったコクのあるソースは、是非とも味わってみたい。

スイーツでは、18世紀の貴婦人が愛した砂糖漬けの果物の菓子は、見た目も美しく、もちろん味も申し分ないとのこと。
ジェノバ郊外にあるアマレッティ・ヴァルジニアは、カラフルな色と模様の包み紙でくるんだ、ボールのように丸いしっとりとしたクッキー”アマレッティ”を扱う店。
素朴で甘いシンプルな味から、フルーツフレーバーのものといろいろあるそうだ。
包み紙や、意匠を凝らした可愛らしい箱など、贈り物に喜ばれる要素盛りだくさん。

次には、ちょっと足を伸ばして、セレブ御用達の小さな村”ポルトフィーノ”へ。
ジェノバから車で45分、地中海に面した小さな村。
かつては小さな漁村であっただろうが、小さな入江を囲むようにある建物が、ミニチュアな小ぢんまりとした可愛らしさで、お金持ちの目に留まったのではないかと思う。
今では、ヨットやクルーザーが停泊し、高級ブランドが店を構え、箱庭で親密で優雅な余暇を過ごす高級リゾートになっている。
”ミンゴ”というサンダル専門店は、ここポルトフィーノにしかなく、お洒落で質のよいサンダルを扱っている。
なかなか上手い戦略。
”パチェーゴ”は、おしゃれなイチゴのジェラート。
ポルトフィーノは、砂浜がないので、ボートで沖に出て海水浴を楽しむという。
たっぷりと泳ぎ、疲れた体に”パチェーゴ”は、物凄く美味しいに決まっている。
サン・オルトフォーゾ修道院(?)は、ポルトフィーノの近くにある、海からしか訪れられない場所にある。
もっとも、その海岸縁には、ビーチパラソルが立ち並んでいて、今では修道院ではないのかもしれないと思った。

ジェノバは、狭く入り組んだ路地が一番魅力的と思っている。
ポルトフィーノのブルジョワ的箱庭空間も、なかなか惹かれる。
自分の足と目で、ゆっくりと街を探りたい者にとって、大きすぎないことはポイント高し。
いつかは行けるだろうか・・・迷宮のジェノバ、箱庭なポルトフィーノへ。